スタッフブログ

TOP > スタッフブログ

誕生石の話

2023年02月27日

南千里店

本日もメガネのセンリのブログをご覧いただきありがとうございます。

毎月最終月曜日は翌月の誕生石のお話をさせていただいています。
3月の誕生石は「サンゴ」と「アクアマリン」「アイオライト」「ブラッドストーン」の4つです。
今回は一番入手しやすく比較的メジャーな「アクアマリン」のお話をします。



この石を1988年のドラマ主題歌「アクアマリンのままでいて」(カルロス・トシキ&オメガトライブ)で知った、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
ブラジル出身のカルロス・トシキさんの甘く少しハスキーな歌声は本当に素敵でした。
ちなみにカルロスさんは今でも年に1回ほど来日されてライブ活動をされているそうです。

アクアマリンの名前の由来は、ラテン語の「海水」から。
その名の通り、水のような色と透明感が魅力の石です。
和名は「藍玉(らんぎょく)」もしくは「水宝玉(すいほうぎょく)」です。
日本ジュエリー協会は正式名称を「アクワマリン」としています。
ネットでも実店舗でも、この表記を見かけたことはめったにないのですが…(^^;

このアクアマリン、海に投げ入れると色が溶け込んで見失うのではないかと思うほどですが、
実際に昔のヨーロッパの船乗りたちは、この石を海の力の宿ったお守りとして大切にしていたそうです。
また、「海の精の宝物が浜辺に打ち上げられて石になったもの」や
「船乗りに恋をした人魚の涙」ということも言われていたようです。



ブラジルのサンタマリア鉱山で採掘される深いマリンブルーの石が最高品質とされていますが、現在は残念ながら枯渇状態です。
しかし最近では他の鉱山でもこれと同様の品質の石が採掘されており、
現在ではこの深いマリンブルーの物を一般的に「サンタマリア」若しくは「サンタマリア・アフリカーナ」と呼んでおり、大変高価です。
それ以外にも産地としてはスリランカ、マダガスカル、ロシア、パキスタン、アフガニスタン、インドなどが知られています。
ちなみに市販品の多く(安価なもの)は、緑色~黄褐色の緑柱石を熱処理し色を変えたものです。



お手入れについてですが、他のジュエリーと同じく使用後に柔らかい布で拭くのが良いです。
鉄分を含んでいるので塩分に弱く、汗がつくと劣化してしまうので、忘れずお手入れしましょう。
汚れが気になるようなら、温かい石鹸水で洗うと良いでしょう。
金属との境目部分など汚れが溜まりやすい部分は、柔らかい歯ブラシで優しく磨くときれいになります。
また紫外線にも弱く、退色してしまうので、保管は直射日光を避けた場所で。
基本的には硬度が高い石ではありますが、内部にクラック(割れ)がある場合は衝撃を与えないように注意してください。

爽やかな春のお供に瑞々しいアクアマリンのアクセサリー、ピッタリだと思います。


《マスイケ》

カレンダー

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        

最新記事

アーカイブ