こんにちは。
今月は学校検診の視力検査でB判定以下となり眼科を受診されらた学生さんが親御さんとご一緒に眼鏡処方箋を持参されメガネをお作りいただくことが多いです。
ちなみに学校検診における視力検査は5メートルによるランドルト環視標を0.3、0.7、1.0の順にテストし判定されます。
A】1.0以上
B】0.9〜0.7
C】0.6〜0.3
D】0.2以下
右眼、左眼と順番に測定します。
0.3視標4つのうち正答2つ以下だと【判別できない】とし0.2以下となりD、0.7、1.0視標と同様に測定し正答2つ以下だとC、B、全ての視標で3つ以上正答すると1.0以上となりAとなります。
ここから今日の本題です。
レンズのご説明を親御さんにさせていただいてる際によく質問されるのがブルーライトカットコーティングについて。
「ずっとゲームをしている」「スマホやタブレットでずっとYouTubeを観てる」などお子さまがモニターを観てる時間が長いので、ブルーライトカットのコーティングをしておいた方がいいのでしょうか?…と。
これに関して、先月令和3年4月14日に、日本眼科学会、日本近視学会、日本弱視斜視学会、日本小児学会、視能訓練士協会が合同で
『小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見』を発表しました。
要約すると、
「小・中学生のお子さんのメガネにブルーライトカットは必要ないですよ」ということのようで。
その根拠はというと。
①スマホなどの画面が発するブルーライトは、曇り空やガラス越しの自然光よりも少ないため、いたずらに恐れる必要はないこと。
②子どもにとって太陽光は心身の発育に好影響を与えるもので、十分に浴びない場合は近視のリスクが高まるとしている。
③アメリカの科学誌に掲載された最新の研究では、ブルーライトカット眼鏡には眼精疲労を軽減する効果が全くないと報告されていること。
この時期に『小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見』を出した背景というのは、
学校検診もありメガネが必要になる学生さんが多いこと、それと政府の構想により令和3年4月から
多くの小・中学校でデジタル端末を用いた授業が本格化したことを踏まえてのことのようです。
親御さんからすると、「家でも学校でもモニターを見てるとなると目の負担になるんじゃないか、ブルーライトカット眼鏡にした方がいいんじゃないか」と心配されるでしょうから。
僕個人としては、小・中学生のお客様には積極的にご提案することはないですけど、ブルーライトに対して不安に思ってらっしゃる方、必要だと感じておられる方には、長所短所お伝えした上で販売させていただくこともあります。
ただ、成長期のお子さまは度数も変化しやすく早期にレンズ交換しないといけないこと、通常のコーティングに比べて金額も割高になること、そういったところもキチンとお伝えさせていただいております。
それよりも何よりも、お子さまのメガネを販売させていただく際に最も大切なこと、それは…
ファーストコンタクトでメガネを少しでも好きになってもらえるように最善を尽くすこと。
先日スタッフがご紹介させていただいたような掛けることが楽しくなるような可愛いメガネをたくさんご用意してお待ちしておりますよ。
ボンボニエール BN2018 C-14 44 21,780yen
《ウエノ》
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