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初タイトル獲得なるか、天才棋士の挑戦

2020年06月07日

南千里店

6月4日は将棋界にとって特別な日となりました。



同日に行われました「第91期ヒューリック杯棋聖(きせい)戦」の決勝トーナメント挑戦者決定戦の決勝戦で、現役高校生棋士の藤井聡太七段が永瀬拓矢二冠(叡王・王座)に勝利し、渡辺明三冠(棋聖・棋王・王将)への挑戦権を獲得しました!

コロナ禍の緊急事態宣言により、東西の棋士同士の遠征対局が見送られておりましたが、解除明けより長らくストップしていた対局がスタートし、本棋戦も準決勝戦で一旦ストップしていた対局が決勝まで中一日の慌ただしい日程で再開されました。

準決勝で佐藤天彦元名人に圧勝と言える勝ち方で決勝へ、そして現役最強もトップ棋士の一人である永瀬二冠との対局は、先手の永瀬二冠が研究してきた相掛かり戦型で始まりまり、中盤まではジリジリとした展開で53手目まで形勢はほぼ互角でしたが、54手目、藤井七段が指した36銀が永瀬二冠の思考を深みに嵌らせる1手となりました。



この後長考した永瀬二冠の55手目69玉が悪手だったようで、この後から少しづつ藤井七段が追い上げ100手にて永瀬二冠が投了。



藤井七段が棋聖への挑戦権を得ると共に、17歳10ヶ月20日で最年少タイトル挑戦者の記録を31年ぶりに更新しました。(元最年少記録は屋敷四段(当時)の17歳10ヶ月24日)

今回の棋聖戦の日程は、まあ藤井七段の記録更新有りきの日程なのは否めませんが、コロナ禍の影響がなければもっと早い段階で決まっていたかもしれないことを考えると結果的には良かったのかなと思います。

8日からは棋聖戦タイトル戦が始まります。
元棋聖は現役棋士最強と言われる渡辺三冠。名人挑戦権も獲得しているのでほぼ同時進行で名人戦もこなさなければならない渡辺三冠にとっては、強敵である藤井七段を迎え撃たなくてはならないので、勝機は一局に掛ける研究量と深さで藤井七段に分があるかもしれませんが、果たしてどうなるか・・・。



ファンなら絶対必見のタイトル戦でしょう^^

天才棋士藤井棋聖の誕生か、最強の意地と誇りを持って渡辺三冠がねじ伏せるか、ワクワク過ぎてテンションがヤバいです!

《タカダ》

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