難読名字 №2
2020年06月05日
新型コロナウィルスの影響が少しづつ忘れられ
外出自粛が解除され、いつもの日常が戻ったような錯覚の日々!!
怖いですねぇ~。
まだワクチンも出来ていないのに・・・
もう少しだけ気を引き締めて暮らしましょうね。
さて今週のブログも、先週に引き続き「難読名字」の第二弾です。
ここの所、毎週毎週”漢字の言葉遊び”ばかりで申し訳ございません!!
まだまだ外出は自粛しておりますので・・・ご理解下さいませ。
今週は、下記の著書から引用させて頂きます。
高信 幸男 氏:「一個人別冊 日本人の名字の大疑問」より
高信幸男氏の略歴を簡単にご紹介させて頂きます。
水戸市在住の高信さんは公務員を退官後、名字研究家として
日本全国を駆け巡り由来やエピソードを調べて発信なさってます。
「日本家系図学会理事」「茨城民族学会会員」「日本作家クラブ会員」
などの多数の経歴をお持ちで、テレビにも登場してらっしゃいます。
まさに「珍名」を求めて東西奔走の偉大な方です。
著書もたくさん出版なさっておられ、それらからご紹介いたします!!
まずはこちらの10個をご紹介いたします!!
1、 十 6、 一 寸 木
2、 西 風 館 7、 九
3、 哘 8、 百目鬼
4、 人 首 9、 一 口
5、 外 郎 10、 一 番 合 戦
難読名字を調べてみたら、ものすごい数の難読名字が有ります。
とてもこのページには収まり切れません!!
ご紹介できなかった方々、申し訳ありません。
せめて後、5個だけご紹介いたします。
11、兀 山 14、浮 気
12、日 月 15、鶏 冠 井
13、垂 髪
前回と合わせまして合計25個をご紹介させていただきました!!
今回の15個のお答えは以下になります。
思っていらっしゃった読みと合っていますでしょうか???
1、十 もぎき 北海道
「木」から枝をもぎ取ると・・・十・・・となる。
2、西風館 ならいだて 岩手県
東北地方の方言で「西風」は「ならい」と言うそうです。
3、哘 さそう 青森県
「口」で「向こうに行こか」と「誘う」から。
4、人首 ひとかべ 岩手県
坂上田村麻呂が鬼の首を取ったが、実は人の首だった
という、伝説が由来だそうです。
5、外郎 ういろう 神奈川県
今では名古屋名物ですが、元々は小田原が発祥の地
この姓の”薬屋”が由来
6、一寸木 ちょっき 神奈川県
「一寸」の短い木、すなわち「ちょっとした木」が由来
7、九 いちじく 東京都
「九」の字が一字のみで九なので「一字九」
8、百目鬼 どうめき 茨城県
鬼とは「鬼怒川」のこと
百の目を持つ鬼のごとき氾濫の音から来たと言われる
9、一口 いもあらい 京都府
出入り口が一つしかなく「芋を洗うように混み合う」
状況から付いた名前。
10、一番合戦 いちまかせ 兵庫県
先祖が戦国時代に合戦の先鋒を切り相手を負かす
役割を担っていたから
11、兀山 はげやま 兵庫県
「元」という字から、頭の部分を取る。
つまり「禿げる」が由来
12、日月 たちもり 石川県
日は「ついたち」、月末を「つごもり」と言うことから
13、垂髪 うない 三重県
子供が7歳で髪を切る神事・・・「うないの儀」
14、浮気 うき 滋賀県
地名から。本来は「ふき」と読み、湿地帯をさす言葉
15、鶏冠井 かえで 京都府
鶏のトサカが赤く、紅葉した楓に似ていることから。
以上で『難読名字』のほんの一部のご紹介終わらせて頂きます。
2週に渡り、長々とお読み頂き誠にありがとうございました!!
次週は又、何か違う話題でお目にかかりたいと存じます。
《タケナカ》
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