メガネの聖地・鯖江市探訪その2
2020年02月29日
こんにちは。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
昨日に続いて鯖江市での見学のご報告です。
今日はセルフレームの製作現場です。
「佐々木セルロイド」さんにお邪魔させていただきました。
![image](../../blog_image.php?blog_index=1&image_id=Xliczw0Dw@h9hkS07hQvFwAAAQ0&width=500&height=&padding_color=ffffff&resize_type=2)
まずはフロント(前枠)部分の生産工程です。
生地が入荷したら問題がないか検品し、
その後マシンに板状のままセットし裏カットから進行します。
![image](../../blog_image.php?blog_index=1&image_id=XlihYe6wvr2LrRzAlaNEbQAAAHQ&width=500&height=&padding_color=ffffff&resize_type=2)
枠の内径、外形を削っていきます。
![image](../../blog_image.php?blog_index=1&image_id=XlihZg0Dw@h9hkS07hRgmwAAAXg&width=500&height=&padding_color=ffffff&resize_type=2)
![image](../../blog_image.php?blog_index=1&image_id=Xlihce6wvr2LrRzAlaNFoQAAADU&width=500&height=&padding_color=ffffff&resize_type=2)
シートから枠を外し、マシンで面取り及び智の部分を削っていきます。
(フロントにカットが入っているものはこの時点で入れていきます)
![image](../../blog_image.php?blog_index=1&image_id=Xlis77l-zTw2sbvuR-HGGQAAAj0&width=500&height=&padding_color=ffffff&resize_type=2)
![image](../../blog_image.php?blog_index=1&image_id=XlihdkAMdjOChli506S04wAAAKE&width=500&height=&padding_color=ffffff&resize_type=2)
智とはこの部分をいいます。
![image](../../blog_image.php?blog_index=1&image_id=XlitDbl-zTw2sbvuR-HH-wAAAiE&width=500&height=&padding_color=ffffff&resize_type=2)
仕様に合わせて山だしとカープを付けていきます。
![image](../../blog_image.php?blog_index=1&image_id=XlitF7l-zTw2sbvuR-HItQAAAnE&width=500&height=&padding_color=ffffff&resize_type=2)
次に特殊な溶剤を塗ってパッドを取り付けていきます。
このパット付けも女性の方が手際よく次々とされてました!!
![image](../../blog_image.php?blog_index=1&image_id=XlivA08dy-ked6Ii9APhEgAAAZs&width=500&height=&padding_color=ffffff&resize_type=2)
丸一日乾燥させたらパッドの面を取ったり形状を整えます。
![image](../../blog_image.php?blog_index=1&image_id=XlivCmnQtgqC-AVjAwB3hwAAAI8&width=500&height=&padding_color=ffffff&resize_type=2)
次にテンプル(耳に掛ける部分)の生産です。
芯が撃ち込まれたテンプルが入荷したら芯差し時にできるバリなどをペーパーで取り除きます。
ガランに入れる前の準備としてテンプルの角などを小刀で削ってきれいにしておきます。
(ガランは後ほどご説明します)
丁番がバレル研磨機(通称ガラン)に入れた時に削れないように樹脂のキャップをつけます。
次にガラン研磨です。
下図がガランと呼ばれるものです。
ガランの中にチップが入っており、チップとフロント、テンプルを
一緒に入れて回すことによって研磨していきます。
一番最初に入れる荒ガランは一番研磨効果があり
この中にフロント、テンプルを入れ20~24時間回します。
そんなに回すんですね。
中のチップはこんな感じです。
クルミを砕いたものもあります。
![image](../../blog_image.php?blog_index=1&image_id=XliEPMWF0kL8VxuIzdNLpQAAAEs&width=500&height=&padding_color=ffffff&resize_type=2)
荒ガランから取り出したフロントに泥をつけて磨きます。
次に中間ガランと呼ばれる2種類のガランで18~20時間回します。
最後に仕上げガランに入れてまた18~20時間回します。
研磨や磨きに長い時間がかかるのに驚きました!
音もほんとに大きく話し声が聞こえないほどでした。
![image](../../blog_image.php?blog_index=1&image_id=XliERevm9jjbq-gM8aflygAAAXY&width=500&height=&padding_color=ffffff&resize_type=2)
その後ツヤバフというもので磨けない箇所を磨いておきます。
これは1つ1つ手作業です。
熟練の技が光ます!!
![image](../../blog_image.php?blog_index=1&image_id=XliENUAMdjOChli506RqdwAAAPU&width=500&height=&padding_color=ffffff&resize_type=2)
最後に組立仕上げです。
前枠にテンプルとを繋ぐ丁番といわれるパーツを機械で埋め込んでいきます。
前枠の合口を開きに合わせてカットしていきます。
![image](../../blog_image.php?blog_index=1&image_id=XljClircShIKLJOwWJo8hAAAABE&width=500&height=&padding_color=ffffff&resize_type=2)
前枠とテンプルを組んでいきます。
泥磨きで合口の形状を整えます。
泥バフで整えられたメガネをツヤバフで磨きツヤをだしていきます。
磨き終えたら洗浄機できれいにしキズ、歪みなどを細かく検査して出来上がりです!!!
![image](../../blog_image.php?blog_index=1&image_id=Xliczw0Dw@h9hkS07hQvFwAAAQ0&width=500&height=&padding_color=ffffff&resize_type=2)
一つのセルフレームにこれほどの工程がなされてる事、
一つ一つ手作業でされている事にほんとに驚きでした。
やはりMADE IN JAPANの素晴らしさを肌で実感させていただきました。さすがです。。
では次の鯖江ブログにバトンタッチいたします!!
《いまい》
![image](../../blog_image.php?blog_index=1&image_id=XlihdkAMdjOChli506S04wAAAKE&width=500&height=&padding_color=ffffff&resize_type=2)
昨日に続いて鯖江市での見学のご報告です。
今日はセルフレームの製作現場です。
「佐々木セルロイド」さんにお邪魔させていただきました。
まずはフロント(前枠)部分の生産工程です。
生地が入荷したら問題がないか検品し、
その後マシンに板状のままセットし裏カットから進行します。
枠の内径、外形を削っていきます。
シートから枠を外し、マシンで面取り及び智の部分を削っていきます。
(フロントにカットが入っているものはこの時点で入れていきます)
智とはこの部分をいいます。
仕様に合わせて山だしとカープを付けていきます。
次に特殊な溶剤を塗ってパッドを取り付けていきます。
このパット付けも女性の方が手際よく次々とされてました!!
丸一日乾燥させたらパッドの面を取ったり形状を整えます。
次にテンプル(耳に掛ける部分)の生産です。
芯が撃ち込まれたテンプルが入荷したら芯差し時にできるバリなどをペーパーで取り除きます。
ガランに入れる前の準備としてテンプルの角などを小刀で削ってきれいにしておきます。
(ガランは後ほどご説明します)
丁番がバレル研磨機(通称ガラン)に入れた時に削れないように樹脂のキャップをつけます。
次にガラン研磨です。
下図がガランと呼ばれるものです。
ガランの中にチップが入っており、チップとフロント、テンプルを
一緒に入れて回すことによって研磨していきます。
一番最初に入れる荒ガランは一番研磨効果があり
この中にフロント、テンプルを入れ20~24時間回します。
そんなに回すんですね。
中のチップはこんな感じです。
クルミを砕いたものもあります。
荒ガランから取り出したフロントに泥をつけて磨きます。
次に中間ガランと呼ばれる2種類のガランで18~20時間回します。
最後に仕上げガランに入れてまた18~20時間回します。
研磨や磨きに長い時間がかかるのに驚きました!
音もほんとに大きく話し声が聞こえないほどでした。
その後ツヤバフというもので磨けない箇所を磨いておきます。
これは1つ1つ手作業です。
熟練の技が光ます!!
最後に組立仕上げです。
前枠にテンプルとを繋ぐ丁番といわれるパーツを機械で埋め込んでいきます。
前枠の合口を開きに合わせてカットしていきます。
前枠とテンプルを組んでいきます。
泥磨きで合口の形状を整えます。
泥バフで整えられたメガネをツヤバフで磨きツヤをだしていきます。
磨き終えたら洗浄機できれいにしキズ、歪みなどを細かく検査して出来上がりです!!!
一つのセルフレームにこれほどの工程がなされてる事、
一つ一つ手作業でされている事にほんとに驚きでした。
やはりMADE IN JAPANの素晴らしさを肌で実感させていただきました。さすがです。。
では次の鯖江ブログにバトンタッチいたします!!
《いまい》
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