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メガネの聖地・鯖江市探訪その2

2020年02月29日

千里中央店

こんにちは。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
昨日に続いて鯖江市での見学のご報告です。

今日はセルフレームの製作現場です。
「佐々木セルロイド」さんにお邪魔させていただきました。
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まずはフロント(前枠)部分の生産工程です。

生地が入荷したら問題がないか検品し、
その後マシンに板状のままセットし裏カットから進行します。
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枠の内径、外形を削っていきます。
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シートから枠を外し、マシンで面取り及び智の部分を削っていきます。
(フロントにカットが入っているものはこの時点で入れていきます)
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智とはこの部分をいいます。
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仕様に合わせて山だしとカープを付けていきます。
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次に特殊な溶剤を塗ってパッドを取り付けていきます。
このパット付けも女性の方が手際よく次々とされてました!!
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丸一日乾燥させたらパッドの面を取ったり形状を整えます。
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次にテンプル(耳に掛ける部分)の生産です。

芯が撃ち込まれたテンプルが入荷したら芯差し時にできるバリなどをペーパーで取り除きます。

ガランに入れる前の準備としてテンプルの角などを小刀で削ってきれいにしておきます。
(ガランは後ほどご説明します)

丁番がバレル研磨機(通称ガラン)に入れた時に削れないように樹脂のキャップをつけます。


次にガラン研磨です。

下図がガランと呼ばれるものです。
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ガランの中にチップが入っており、チップとフロント、テンプルを
一緒に入れて回すことによって研磨していきます。
一番最初に入れる荒ガランは一番研磨効果があり
この中にフロント、テンプルを入れ20~24時間回します。
そんなに回すんですね。


中のチップはこんな感じです。
クルミを砕いたものもあります。
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荒ガランから取り出したフロントに泥をつけて磨きます。

次に中間ガランと呼ばれる2種類のガランで18~20時間回します。
最後に仕上げガランに入れてまた18~20時間回します。
研磨や磨きに長い時間がかかるのに驚きました!
音もほんとに大きく話し声が聞こえないほどでした。
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その後ツヤバフというもので磨けない箇所を磨いておきます。
これは1つ1つ手作業です。
熟練の技が光ます!!
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最後に組立仕上げです。

前枠にテンプルとを繋ぐ丁番といわれるパーツを機械で埋め込んでいきます。

前枠の合口を開きに合わせてカットしていきます。
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前枠とテンプルを組んでいきます。

泥磨きで合口の形状を整えます。

泥バフで整えられたメガネをツヤバフで磨きツヤをだしていきます。

磨き終えたら洗浄機できれいにしキズ、歪みなどを細かく検査して出来上がりです!!!
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一つのセルフレームにこれほどの工程がなされてる事、
一つ一つ手作業でされている事にほんとに驚きでした。

やはりMADE IN JAPANの素晴らしさを肌で実感させていただきました。さすがです。。

では次の鯖江ブログにバトンタッチいたします!!


《いまい》

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メガネの聖地・鯖江市探訪

2020年02月28日

南千里店

メガネの”聖地”、福井県鯖江市へ・・・

2年ぶりの「メーカー視察ツアー」で出かけました。


『ものづくり』に触れることが大好きな私は

この工場視察を楽しみにしておりました!!





さて、2月26日(水) 朝9時

弊社スタッフ全員、7名で出発いたしました!!

名神高速道路ー京滋バイパスー北陸自動車道と走ります。

鯖江インターまで、休憩を挟んで約2時間半の工程です。


今回、視察の日程は、

2日間で5社・5か所の工場を見学させて頂く予定なので

スタッフが順番に訪れた会社・工場をご紹介させていただき、

それぞれ個人個人のスタッフの感想を書き述べさせていただきます。



本日は私が感じた感想を述べさせていただきますので、

他のスタッフと感じ方が違うかも分かりませんが、

あくまでも私個人の感想だとご理解下さいね。



北陸道で驚いたのは、「南条サービスエリア」にてトイレ休憩に

立ち寄ったところ、なんとエリア内のお土産売り場コーナーで

「出来合い老眼鏡・サングラス」を販売されてた事です。




福井県のいろんな企業や人々が思いを込めて

「メガネの街・福井」を応援なさっていらっしゃるんですねぇ~~



さて、鯖江インターに到着したのは11時30分頃

訪問予定の工場も、この時間はちょうどお昼休みの時間帯、

お邪魔するのは失礼な時間だし、私たちスタッフも早朝に出発

したものだから、少々空腹を覚えます・・・



訪問前に、先に食事とは申し訳ございませんが

「腹が減っては戦は出来ぬ」の例えもありますように

空腹では見学は出来ませんよねぇ~~

会社が予約して下さってた、釜飯で有名な「釜蔵」へ・・・

ご覧のような昼食を頂くという幸運に恵まれました(笑顔)





お腹も満腹になった私たちは戦闘態勢も整い、いざ出陣です!!




最初に訪れたのは「リペア」さんです。




こちらの会社は、メガネ業界でお仕事をなさっている皆様にとって

必ず一度はお世話になったことがあると思われます!!



私は2年前の工場視察で訪れたことがございますので、

今回はより細かい点まで注意深く勉強したいと意気込んでおりました。



最初にご説明願ったのは、こちら・・・

日本全国から1日約500本前後の修理品が

毎日毎日送られてくるそうです。

大手チェーン店様から私たちのような専門店まで、凄い本数です!!


それらの商品を修理内容によって振り分け、スムースに進める所。

私たち小売店が修理内容をご相談するのもこちらなので、

一番密接な関係にあります。

時々いろいろご無理な修理要望を申し上げてすみませんです(苦笑)




近年は全てコンピューターで管理されて

たくさんの数を、処理していらっしゃいます。



次は「ロー付け」・「レーザー溶接」のブース。

リム切れ・ロー離れ・クリングス折れ・・・などなど



なんと此処ではお忙しいにも関わらず、私たち全員に

レーザー溶接の体験をさせていただけました。

リペアのスタッフの方々がお仕事の手を止めて

一人一人にご指導くださいました!!



レーザー溶接の結果がこちらです。



もちろん旨く出来る筈は無いのですが、体験することで

お客様に修理について自信をもってご説明ができます!!


貴重な体験をさせていただけて、本当にありがとうございました(礼)


ロー付け修理のクリングスパーツにしても、従来はシルバー・カラーの

パーツしかなかったのが、最近はあらかじめカラーを付けたパーツを用意、

少々カラーが違っても、従来よりはお客様に喜んでいただけるように

変化をしてきており、より良い方向に進んでいるようです!!



工場の方々の創意工夫に感謝申し上げます。



次はセルロイド・アセテート素材の丁番修理の見学。


近年特にセル系の販売本数が増え、

ご利用のお客様が大勢いらっしゃる分、修理品も多くなります。

何年も前にはお断りしていた修理が、近年は見事に修理完成いたします!!



どんな修理かは、リペア様カタログ写真でご紹介いたしますが、

こんなにいろんな修理が出来上がります。





もちろん私たちは現場にてその手法を拝見いたしました!!

女性スタッフの方がなさっていらっしゃいましたが、

熱をかけて丁番を再埋め込みするので・・・見事に素早く正確でした。

さすが”プロ”、職人さんの仕事です。



職人さんといえば、

作業をなさっているそれぞれの方の作業台を覗かせていただくと

皆様、それぞれの作業内容によっては異なりますが

ご使用中の「工具」をお使いやすい様に工夫されていらっしゃいます。




一例がこちらのヤットコ(プライヤー)類です。



先の素材がプラスチックだと滑りますし、金属なら傷つきます。

このオレンジ色の素材は「圧縮紙」だそうです。

これなら滑らない・傷つかない・・・そうです。



ちなみに、こちらの圧縮紙頂戴することができました!!

ラッキーです!! ご厚意に感謝いたします。




先ほども申し上げましたが・・・工場内はプロの職人さんの集まりです!!

今回、女性のスタッフの方々の多さに驚きました。

もちろん、男性スタッフの方もいらっしゃいますが半分くらい??かな??


言葉が不適当かも分かりませんが、

工場外でお見掛けすると、”普通のお母様・お父様”と云うイメージです。

それが工場内の作業台の前にお座りになると

≪これぞ、プロ≫  光り輝きます・・・

福井の手仕事を皆様で支えていらっしゃるんですね!!


この他、メッキの工程や磨きの工程も詳しく教えていただきました。



それをここでご説明いたしますとページ数が全然足りません。

他のスタッフの邪魔にもなりますので、本日の私の体験談は

これ位にして、明日のブログ担当の方にお任せすることに致します。


長々と失礼いたしました。


          《タケナカ》




テセウスの船

2020年02月27日

メガネのセンリ

いつもメガネのセンリ・ブログをご覧いただきありがとうございます。

私、ドラマが好きで見ているのですが
今季のイチ押しは「テセウスの船」です!



TBS公式サイト テセウスの船

ドラマの内容はさて置き、タイトルとなっている〝テセウスの船〟
という言葉が妙に残って調べてみました。


ギリシア神話に登場する英雄テセウスは、クレタ島の怪物
ミノタウロスを倒した後、クレタ島から船でアテナイに凱旋したという。

その船は記念として、その後長い間アテナイにて保存されていた。
だんだん船の建材は朽ちていくため、朽ちた部分は少しずつ
新しい建材に置き換えられていった。

そしてついに、元の建材は一つもなくなり、全て新しい建材に
置き換えられた。

この船は、元の船と同じ船だと言えるだろうか?


「元の材料が全部ないんだから違う船」とも言えるし、
「テセウスの船として飾られてることには変わりないんだから同じ船」
とも言えてしまう。
どちらが正しいのか?というわけだが他にも様々な解答は可能である。

たとえば単純な解答は「それは「同じ」の定義による」というもの。
「入れ替わった建材に着目すれば違う船だけど、「テセウスの船として
記念に保存されている船」という部分に着目すれば同じ船。
つまり「同じ」をどう定義するかによってその船が「同じ」と言えるかは
変化する」といったものなど。

ちなみに「少しずつ構成要素が変わっていって、遂には
そっくり入れ替わるもの」は割とありふれている。
例えば「数十年続く鰻屋のタレ」、や「スポーツチーム」
「日本国民」の構成員。
どれも長く続けば、徐々にメンバーが入れ替わり、ついには
昔のメンバーは全員不在となっています。

人間の細胞も常に生まれ変わっています。
今のあなたは、昔のあなたと同じ人間だと言えるのでしょうか?

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さて、メガネのセンリでは2月26、27日と臨時休業をして
メガネの聖地・福井県鯖江市に来ています。



前回、会社で訪れた鯖江は2年前。
この時は稀にみる大雪でした。

昨年メンバーの入替もあり、新たに生産現場で学習するためです。
何度も見学しているスタッフも必ず驚きと発見がある事と思います。

メガネのセンリも創業48年になり、創業当初のメンバーは
もういませんが、これからも千里ニュータウンで愛される
メガネ店を目指して日々勉強していきます。

これからもどうぞよろしくお願い致します!


明日、28日より年中無休、通常営業に戻ります。

《なかお》

大相撲春場所

2020年02月26日

千里中央店

皆さんこんにちは!

暦の上では立春も過ぎ暖かくなってきましたね。

昨日のブログでも梅が見頃の話をしていましたがもうって感じですね。

春と言えばもうじき大相撲春場所が始まりますね。

私の住んでる所のごく近所に相撲部屋の宿泊所がありまして、この時期になると
コンビニとかで力士の方を毎日の様に見かけます。力士の方を見かけると思わず
「春だな~」と感じてしまいます(笑)

そして一昨日、春場所の番付が発表されました。

大阪場所番付

1月の初場所で史上2人目の幕尻優勝を果たした徳勝龍関は自身初の西前頭2枚目



初場所を途中休場した白鵬関と鶴竜関は、それぞれ東西の横綱として復活を期し



そして朝乃山関が大関昇進に挑む場所になりますね。



もうひとつ春場所の番付には珍しい事がありまして、初場所後に
大関だった豪栄道関が引退した事によって、貴景勝関が1人大関になるんですが
東西の大関に空位が生じる場合は、横綱が大関を兼ねるんですね。
それによって西横綱の鶴竜関が、実に38年ぶりに「横綱大関」と表記されました。



ちなみに私は初めて見ました(^^ゞ

上記の力士以外でも2017年以来、19場所ぶりの関脇に復帰した正代
2場所振りに小結に復帰した遠藤関と北勝富士関等、期待の力士がたくさん
います!
先場所同様、誰が優勝してもおかしくないですね!

3/8に初日を向かえる大相撲春場所!今から楽しみですね!

《マツウラ》

















梅見頃

2020年02月25日

千里中央店

こんにちは。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

テレビをつけるとニュースは新型コロナウイルスの話ばかりで気が滅入りますが、
今、梅の花が満開なのをご存知でしょうか?

万博公園も大阪城公園も大阪天満宮も梅の花達が綺麗に咲き誇っているそうです。
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梅の木は古くから日本(九州北部)に自生していたという説もあるけど、
遣唐使が薬木として中国(湖北省・四川省)から日本に持ち帰ったと言われていて、
日本の風土によくあい、平安時代に広く普及したそうです。

万博公園の太陽の塔の西側自然文化公園の梅林では
120種類600本の紅白の梅が咲き競っているそうですよ。
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あと梅にはさまざまなことわざや言い伝えがあり

梅はその日の難のがれ

朝、出掛ける前に梅干を食べると、 その日は災難をまぬがれるという説があります。

昔、旅人が、その土地特有の熱病や風土病にかからないように、
梅干を「薬」として携帯していたからです。

梅に殺菌効果があることは、学問的にも認められ、 多くの人が体験しています。
今でも旅館などで、 朝食に梅干が出されるのは、この説が生きているためです。


梅根性に柿根性

梅は、梅干にしても梅肉エキスにしても、 煮ても焼いてもまだスッパイことから、
頑固でなかなか変わらない性質、いい意味では頑張り屋さんのことを
「梅根性(うめこんじょう)」といいます。

また「柿根性」は、渋柿は焼けばすぐに渋(しぶ)がとれ、 干し柿にすると一晩で甘くなることから、
いっけん頑固そう に見えても、変わりやすい性質のことをいいます。

では梅田はなぜ梅田?
大阪一の繁華街も元の地名は「埋田」でした。
低湿地だったそこを埋め立てて田畑にしたので「埋田」と言われていましたが、
江戸時代に「埋」が「梅」に美化されて「梅田」になったというのが定説だそうです。
どうやら梅の木があったから梅田ではなく埋め立てたから梅田(埋田)だったみたいですね。


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梅の花は匂いを嗅いでも色とりどりの花を見てもとても癒されますね。
これからますます暖かくなって出掛ける機会も多くなってくると思いますが、
メガネの調子はいかがでしょうか?
綺麗な花も素晴らしい景色も度数が合わず見えずらければもったいないです。
一度チェックにいらしてください。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
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《いまい》

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