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本のお話

2019年01月28日

南千里店


長流の畔 流転の海 第八部
宮本輝

三十年以上の時を経て、この【 流転の海 】がとうとう第九部《 野の春 》で

完結を迎えました。

まだ読んでなかった長流の畔を読んで今回書いてみました。

この流転の海は、宮本輝自身の父をモデルに松坂熊吾の半生が描かれています

大将と慕われ、豪快だけど弱い者への気配りが出来る、ここがもっとも

肝心と思われる事は外さない。

長流の畔では妻房江の自殺未遂が強く印象に残っています。

特に房江の決意が、『 先のことを心配したからといって、その心配が杞憂に

終わったりはしない、心配すればするほどその心配は、心配した通りになって行く

私はそれをいやっと言うほど体験しました、だから心配する事をやめる。』

この言葉が強く印象に残っています。

今回もそうですが流転の海は本の出だしから夢中になれる作品で読み急ぎ過ぎる

ところがあるので、《 野の春 》はじっくりと読んでみたいと思います。

《 フジイ 》

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