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蛸のお話

2016年06月12日

南千里店

昭和40年代頃のお話です

季節は夏

瀬戸内の砂地で、旧防波堤の破砕岩がそこらに点在してる場所に蛸が異常に繁殖し、よく獲れる年がありました。

最初は海に土管を何ケ所かに沈めて、翌日回収し獲る方法、次に蛸の巣を見つけ獲る方法、蛸を釣り上げる方法があります。
大人の人で、この蛸の巣を見つけるのが得意な方がいて一人で沢山とっておられました。
干潮時に自分の胸位の深さで潜り、蛸の巣を必死で探してみるもののなかなか見つかりません。
名人の潜りをチョット見せてもらい、観察してると岩の廻りを、底に頭がつくぐらいにし探してるようでした。
自分も同じように岩の廻りを、頭がこすれるくらいにして見て行くと『 あれ 』何か違う、そこだけ砂の色が違う、又少しくぼみがあり、さらに接近して頭を下げて奥を見ると、蛸の目 『やった、とうとうみつけた 』

40年経った今でも、鮮明に覚えてます蛸の巣と蛸の目。

蛸を釣る

餌は陸の赤いカニ、仕掛けは竹に鉤針を2本針金で固定し、裏に鉛のオモリを付けカニを表に爪を取り紐で足部分を固定して準備します。

大型車のタイヤチュウブにロープを付けて (大きな浮き輪として)穴の半分位を少し太めの紐で塞いで、その上にお尻が乗るようにして足と手を使って漕いで少し沖に出て、仕掛けを投入しゆっくりと上下に動かします。

蛸が来ると、少しずつ重くなって、もたれ掛かった状態を感じたら大きくしゃくります、後は糸を緩めないで上げるだけよく釣れたものです。

《フジイ》

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