未来の視力補正
2014年08月27日
いつもメガネのセンリ・ブログをご覧いただきありがとうございます。
まだ8月だというのにすっかり秋になってしまいました。
寝苦しい夜はしばらく無さそうですがこの異常気象、
今後の台風が心配です。今年はデカいのがどっか~んと来そうな気が…
さて、本日も視力にまつわる話題をご紹介します。
ディスプレイ側で視力を補正すると、メガネにはできない高次収差の補正も可能に
米国の研究者たちが、ディスプレイがユーザーの視力に適合することを可能にする技術を開発している。この科学者たちは、光を精細に調整するアルゴリズムと光を屈折させるピンホールフィルムを結びつけることで、この画面が画面を見るための眼鏡やコンタクトレンズを不要にすることを期待している。いったい、どのような技術なのか、詳しく見ていこう。
地球の多くの人々の生活を変える可能性
カリフォルニア州バークレーにある暗い研究室では、ブライアン・バースキー教授が、地球上の大多数の人間に大きなインパクトを与える可能性のある試作品の実験を行っている。
研究室に設置されたカメラと一連のレンズは、人間の遠視をシミュレーションするように設定されている。すべてが計画通り進めば、テーブルの端にある画面が視力の問題を補正するよう調整されるはずである。
数秒のうちに、すべての物がはっきり見えるようになる。
コンピュータサイエンスと検眼の専門家であるバースキー教授は次のように述べている。「この新機軸は既存の考えに囚われずに考えたことにより生まれた。矯正用眼鏡の代わりに、ユーザーの視力の問題に適合するようプログラムされた、携帯情報端末やコンピューター機器用の画面をなぜ設計しないのか、ということだ。私たちは表示される像に修正を加えることにより、見る者の目に存在する特定の収差を補正しようとしている」
このチームは、像に修正を加えるために、検眼結果の処方箋に基づき、ディスプレイの各画素が放射する光の強度を変更するアルゴリズムを設計した。その光は、それから、像を屈折させる極めて小さなピンホールが点在するプラスチックカバーを通してフィルターにかけられ、像が見る者にとり焦点が合い鮮明に映るものとなる。
高次収差にも対応
科学者たちは、近視や遠視といった低次収差(メガネで補正できる収差)を持つ人間用の画面については機能することを既に実証している。しかしバースキー教授は、この技術はより複雑な高次収差や眼鏡で矯正できない眼障害を持つ人間の生活を変える可能性があると語っている。
バースキー教授は次のように語る。「低次収差の問題を解決できるのなら、高次収差(メガネでは補正できない収差)の問題も解決できるだろうと楽観している。そしてそこで非常に楽しみなのは、これまで十分なサービスを受けることができなかった人々の問題を解決できる能力である。私たちはそのような人々に対しこれまでなかった技術や解決策を提供することができるだろう」
バースキー教授は、この技術を完成するためには依然多くの課題があるが、画面が視力を矯正する世界が徐々に見えてきていると語っている。
店頭でよく冗談を言っていますが、視力の出にくいお客様も
もう十数年待てば様々な技術が開発されて見易くなる日も来るかも知れません。
メガネが無くなる事はないでしょうけどね。
《なかお》
まだ8月だというのにすっかり秋になってしまいました。
寝苦しい夜はしばらく無さそうですがこの異常気象、
今後の台風が心配です。今年はデカいのがどっか~んと来そうな気が…
さて、本日も視力にまつわる話題をご紹介します。
ディスプレイ側で視力を補正すると、メガネにはできない高次収差の補正も可能に
米国の研究者たちが、ディスプレイがユーザーの視力に適合することを可能にする技術を開発している。この科学者たちは、光を精細に調整するアルゴリズムと光を屈折させるピンホールフィルムを結びつけることで、この画面が画面を見るための眼鏡やコンタクトレンズを不要にすることを期待している。いったい、どのような技術なのか、詳しく見ていこう。
地球の多くの人々の生活を変える可能性
カリフォルニア州バークレーにある暗い研究室では、ブライアン・バースキー教授が、地球上の大多数の人間に大きなインパクトを与える可能性のある試作品の実験を行っている。
研究室に設置されたカメラと一連のレンズは、人間の遠視をシミュレーションするように設定されている。すべてが計画通り進めば、テーブルの端にある画面が視力の問題を補正するよう調整されるはずである。
数秒のうちに、すべての物がはっきり見えるようになる。
コンピュータサイエンスと検眼の専門家であるバースキー教授は次のように述べている。「この新機軸は既存の考えに囚われずに考えたことにより生まれた。矯正用眼鏡の代わりに、ユーザーの視力の問題に適合するようプログラムされた、携帯情報端末やコンピューター機器用の画面をなぜ設計しないのか、ということだ。私たちは表示される像に修正を加えることにより、見る者の目に存在する特定の収差を補正しようとしている」
このチームは、像に修正を加えるために、検眼結果の処方箋に基づき、ディスプレイの各画素が放射する光の強度を変更するアルゴリズムを設計した。その光は、それから、像を屈折させる極めて小さなピンホールが点在するプラスチックカバーを通してフィルターにかけられ、像が見る者にとり焦点が合い鮮明に映るものとなる。
高次収差にも対応
科学者たちは、近視や遠視といった低次収差(メガネで補正できる収差)を持つ人間用の画面については機能することを既に実証している。しかしバースキー教授は、この技術はより複雑な高次収差や眼鏡で矯正できない眼障害を持つ人間の生活を変える可能性があると語っている。
バースキー教授は次のように語る。「低次収差の問題を解決できるのなら、高次収差(メガネでは補正できない収差)の問題も解決できるだろうと楽観している。そしてそこで非常に楽しみなのは、これまで十分なサービスを受けることができなかった人々の問題を解決できる能力である。私たちはそのような人々に対しこれまでなかった技術や解決策を提供することができるだろう」
バースキー教授は、この技術を完成するためには依然多くの課題があるが、画面が視力を矯正する世界が徐々に見えてきていると語っている。
店頭でよく冗談を言っていますが、視力の出にくいお客様も
もう十数年待てば様々な技術が開発されて見易くなる日も来るかも知れません。
メガネが無くなる事はないでしょうけどね。
《なかお》
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