棋聖戦五番勝負第2局
2025年06月22日
ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第2局が兵庫県洲本市のホテルニューアワジで18日指されました。

棋聖戦はここ25年で棋聖位に就いたのはたった6人。(順に羽生、郷田、佐藤、豊島、渡辺、藤井)更にこの中の3人(羽生九段、佐藤九段、藤井七冠)だけで合計22期、対して挑戦者は25年で16人(重複者除く)。他のタイトル戦より連覇の多いタイトルと言えます。
今期は居飛車対振り飛車の戦いとして注目されている棋聖戦ですが、第1局は終盤まで互角でしたが急転直下で藤井棋聖の勝利。先手番で勝っておきたかった挑戦者の杉本六段には痛い敗戦となってしまいました。
第2局の本局は先後逆で再び藤井棋聖に振り飛車で挑みます。
第1局は三間飛車+ミレニアム囲いで挑みましたが、本局の杉本六段は四間飛車。
藤井棋聖は角交換を拒否しながら銀を活用して自然に相手にプレッシャーを掛けていく。杉本六段としても用意していた作戦ではあるが、それを上回る手を指され次第に力戦へ持ち込もうとするが、本局の藤井棋聖に一分の隙もなかった。真の決着はもう午前中で付いていたのかもしれない。
ずっと角を抑え込まれ、玉頭に攻め入られ為すすべもない。
杉本六段も、終盤まで持ちこたえられない圧倒的な力の差を目の当たりにしているその悲観的な表情は画面越しでも見てとれました。
結局、自身は王手をかけられてはいないものの、秒読みまで時間を使った杉本六段が87手の短手数で投了し藤井棋聖が2連勝、棋聖6連覇にあと1勝となりました。

正直本局は藤井棋聖に「杉本六段の振り飛車はなにもさせてもらえなかった」といっても過言ではないほどの圧倒的な差がありました。
藤井棋聖相手に振り飛車でも指せると淡い期待がありましたが、ちょっとどうにもできない差がありますね・・・藤井棋聖の2年間、対振り飛車戦無敗の17連勝は伊達じゃありません。
次局は先手の杉本六段には、是非現在の自身の最高の研究をぶつけて少しでも長く拮抗した将棋を指してほしいと思います。
《タカダ》

棋聖戦はここ25年で棋聖位に就いたのはたった6人。(順に羽生、郷田、佐藤、豊島、渡辺、藤井)更にこの中の3人(羽生九段、佐藤九段、藤井七冠)だけで合計22期、対して挑戦者は25年で16人(重複者除く)。他のタイトル戦より連覇の多いタイトルと言えます。
今期は居飛車対振り飛車の戦いとして注目されている棋聖戦ですが、第1局は終盤まで互角でしたが急転直下で藤井棋聖の勝利。先手番で勝っておきたかった挑戦者の杉本六段には痛い敗戦となってしまいました。
第2局の本局は先後逆で再び藤井棋聖に振り飛車で挑みます。
第1局は三間飛車+ミレニアム囲いで挑みましたが、本局の杉本六段は四間飛車。
藤井棋聖は角交換を拒否しながら銀を活用して自然に相手にプレッシャーを掛けていく。杉本六段としても用意していた作戦ではあるが、それを上回る手を指され次第に力戦へ持ち込もうとするが、本局の藤井棋聖に一分の隙もなかった。真の決着はもう午前中で付いていたのかもしれない。
ずっと角を抑え込まれ、玉頭に攻め入られ為すすべもない。
杉本六段も、終盤まで持ちこたえられない圧倒的な力の差を目の当たりにしているその悲観的な表情は画面越しでも見てとれました。
結局、自身は王手をかけられてはいないものの、秒読みまで時間を使った杉本六段が87手の短手数で投了し藤井棋聖が2連勝、棋聖6連覇にあと1勝となりました。

正直本局は藤井棋聖に「杉本六段の振り飛車はなにもさせてもらえなかった」といっても過言ではないほどの圧倒的な差がありました。
藤井棋聖相手に振り飛車でも指せると淡い期待がありましたが、ちょっとどうにもできない差がありますね・・・藤井棋聖の2年間、対振り飛車戦無敗の17連勝は伊達じゃありません。
次局は先手の杉本六段には、是非現在の自身の最高の研究をぶつけて少しでも長く拮抗した将棋を指してほしいと思います。
《タカダ》
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