棋王戦第2局
2024年02月25日
2月24日、棋王戦第2局が行われました。
対局場所は石川県金沢市。
第1局目は短手数での衝撃的な持将棋で1分けとなりました。
界隈では「持将棋定定跡」なるワードも飛び交い、伊藤七段が後手角換わりの新たな道筋を示した歴史的一局でもありました。
先後が逆になった第2局は、藤井棋王はどのような戦略を用いてくるのか?そして、伊藤七段は対藤井戦での初勝利となるのか?
本局も角換わりの戦型となります。
角換わりは対局者のどちらがより深く研究しているか?の研究合戦となっているのが現状です。なので、序盤は手が止まることはありません。どちらも「あ、その手は知っていますよ?」と言わんばかりの速さで手が進んでいきます。
しかし、67手で先に藤井棋王の研究から盤面が離れたようで、かなりの時間を使って長考します。
時間を使って読みを入れていく藤井棋王に対し、まだ研究範囲である伊藤七段は余裕がみられます。
昼食後、伊藤七段のリードで流れていくかに思えましたが、9筋の龍をなかなか使うことができず、徐々に藤井ペースとなっていきます。
終盤はやはり藤井棋王の正確さが伊藤七段を圧倒し、一気に形勢が藤井棋王に傾きます。
藤井棋王がノータイムで敵陣に踏み込むときは終局の合図、と言われるほど受かる道筋は皆無で、本局も健闘むなしく、94手にて藤井棋王の勝利となりました。
先手で勝ちきれなかった伊藤七段は痛い敗戦となりましたが、再度の後手番で巻き返しなるか!?次局もすぐに開催されますので楽しみです。
《タカダ》
対局場所は石川県金沢市。
第1局目は短手数での衝撃的な持将棋で1分けとなりました。
界隈では「持将棋定定跡」なるワードも飛び交い、伊藤七段が後手角換わりの新たな道筋を示した歴史的一局でもありました。
先後が逆になった第2局は、藤井棋王はどのような戦略を用いてくるのか?そして、伊藤七段は対藤井戦での初勝利となるのか?
本局も角換わりの戦型となります。
角換わりは対局者のどちらがより深く研究しているか?の研究合戦となっているのが現状です。なので、序盤は手が止まることはありません。どちらも「あ、その手は知っていますよ?」と言わんばかりの速さで手が進んでいきます。
しかし、67手で先に藤井棋王の研究から盤面が離れたようで、かなりの時間を使って長考します。
時間を使って読みを入れていく藤井棋王に対し、まだ研究範囲である伊藤七段は余裕がみられます。
昼食後、伊藤七段のリードで流れていくかに思えましたが、9筋の龍をなかなか使うことができず、徐々に藤井ペースとなっていきます。
終盤はやはり藤井棋王の正確さが伊藤七段を圧倒し、一気に形勢が藤井棋王に傾きます。
藤井棋王がノータイムで敵陣に踏み込むときは終局の合図、と言われるほど受かる道筋は皆無で、本局も健闘むなしく、94手にて藤井棋王の勝利となりました。
先手で勝ちきれなかった伊藤七段は痛い敗戦となりましたが、再度の後手番で巻き返しなるか!?次局もすぐに開催されますので楽しみです。
《タカダ》
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