天才の共演

10月25・26日の2日間、将棋・第36期竜王戦七番勝負第3局が北九州市戸畑区の旧安川邸にて行われました。

藤井竜王が2連勝、八冠を獲得してからも快進撃は止まりません。

ここまでの2局は力の差が出てしまいましたが、第3局ともなると2日制の対局にも慣れた頃なので挑戦者の伊藤七段も本局の先手番で1勝を返したいところ。

第1局に続いて先手の伊藤七段が得意とする相掛かりの戦型となりました。
午前中より両者1時間近く長考しながらお互いじっくりとした構えで相手を迎え撃ちます。
1日目後半に伊藤七段の棒銀の攻めにまた長考をする藤井竜王はそのまま封じ手を行いました。
明けて2日目。前日の103分の長考で出した反撃の5六歩から徐々に藤井竜王のペースに。
大駒交換からお互い飛角を成り合う派手な応酬となりのしたが先に時間を使い切り1分将棋となった伊藤七段が敢え無く詰みに討ち取られ藤井竜王の勝利となりました。
緩急自在な指し回しで第3局も危なげない勝利で3連勝とした藤井竜王と後がなくなった伊藤七段。
このまま終わってしまうのは惜しい2人の対局なので是非、伊藤七段には先手藤井から1勝を返して欲しいと思います！


今日は競馬のGIレース、天皇賞(秋)東京競馬場・芝2000mが開催されます！
スプリンターズSより始まった秋のGI競走、秋華賞では史上7頭目のトリプルティアラに輝いたリバティアイランドが異次元の強さを発揮。先日、ジャパンカップの参戦表明で世界1位のイクイノックスとの夢の対決が実現されるといことでワクワクが止まりません^^


そして今年の天皇賞(秋)は特別なレースとなります。
天皇陛下が令和に改められて初の東京競馬場へ行幸されることとなり、11年ぶりの天覧競馬となります。
2012年の天皇賞(秋)の天覧競馬では5番人気ながら鮮やかに差し切り勝ちを決めたエイシンフラッシュ。その鞍上のミルコ・デムーロ騎手は、天皇皇后両陛下がご覧になられているスタンド前で下馬、ヘルメットを取り片膝をついて深々と一礼を捧げた姿が話題になりましたね。

本来なら不正防止のため、ジョッキーはレース後は検量室まで下馬してはいけないルールとなっています。
しかし、この時に限っては天皇皇后両陛下御前で不正のあろうはずがない、という建前でJRAからのお咎めはありませんでした。
まあ怒られはしたとは思いますけどね(笑)

東京芝2000mは左回りでスタートから100m先にやや急なカーブが待ち受けています。
スタート直後でのコーナーの入りはその後の流れに大きく影響するので基本外枠発走が不利と言われているコースです。
しかし、大外ではないにしてもアーモンドアイのような外枠からでも力で他馬をねじ伏せる走りが出来る馬もいますし、今年は11頭立てで少頭数の競馬なので必ずしも大外が不利とは言えません。
今年の天皇賞秋は注目の馬が揃っています。
GIを4連勝中で秋天連覇を狙うイクイノックス、そのイクイノックスにダービーで勝利しているドウデュース、2000mの連対率83%を誇るプログノーシスなど少数精鋭の強豪馬が。
この3頭の人気馬を軸に今年も府中で熱い戦いが繰り広げられそうです。

やはりこの3頭は外せない存在です。
勝ってJCに弾みをつけたいイクイノックスか、そのイクイノックスに2度目の土をつけることができるかドウデュース。それともその隙を狙ってプログノーシスがまとめてねじ伏せるか、どうなる！？

《タカダ》