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猫目線。

2022年05月14日

千里中央店

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こんにちは。



多くの人にたくさんの癒しを与えてくれる猫。
仕草や行動が可愛いですし、付かず離れずで気ままな感じも何とも魅力的ですよね。当店のお客さまの中にも家族の一員、いや家族以上に大切な存在だと仰る方もおられます。



その猫の目には飼い主であるご主人(人間)がどう見えているのか、どういう存在だと思っているのか…という気になるお話をしようかと。


まずどう見えているのか…

猫の視力は人間の10分の1程度、0.1〜0.2と言われています。解像度も低いため静止しているものは少し霞んで見えているようです。
視力の弱さを補うために猫の目は動くものに対して敏感に反応するようになっています(動体視力が優れています)。猫が時々みせる首をかしげる仕草は、物を見ようとあえて自ら動いて見やすくしてのだとか。

またどんな色の世界を見てるかと言うと…

人間の目が識別できる光は『光の三原色』と言われる赤・青・緑。人間の目にはこの3色に対応する3つの錐体細胞と言われる視力の良い視細胞があり、この3色の組合せで様々な色を認識しています。
一方、猫はこの3色のうち赤を認識することができません。

なので猫はモノクロに近い世界を見ている感じだと言われています。

眼球の構造は人間も猫もほとんど同じなのですが、網膜にある2種類の視細胞(光を映すスクリーンの役目)の分布が違います。猫の場合、光の量を感じる桿体細胞が発達していて多く分布し、視力の良い錐体細胞が少ないようです。


猫ちゃんから飼い主のあなたはこんな感じに見えてるかも…あくまでイメージです(笑)


あと、夜行性動物でもある猫は暗闇でもモノがよく見えます。人間が必要な光の量の1/7で充分だというから凄いですね。



暗い所でよく見える理由は2つあります。

ひとつは暗闇で光る目。
夜に外で猫に出会うと、光に反射したよう猫の目がキラキラと光りますよね。それは猫の目には網膜の後ろにタペタムという反射板が付いているから。
網膜の視神経を刺激しながら入ってきた光をタペタムが反射し、網膜に返すことで、わずかな光を2倍にして、暗いところでも見えるようになっています。



もうひとつは目の大きさ。
猫は体のサイズにしては大きな目を持っています。
目が大きいとそれだけ瞳孔も大きくなります。大きさを変えて光の量を調節するのが瞳孔の役目。目が大きければ大きい程光の量を多く取り入れることが出来るのです。(明るい所と暗い所で瞳孔の大きさが変化するするのは人間も猫も同じ)


これは余談ですが…聴力(聞く力)は人間の7、8倍と言われています。
驚くことに耳が180°回転可能で、耳を動かすことで音がどこから発生しているか正確に把握することが可能です。
人間も経験からだいたいの距離と方向は把握できますが、猫はより具体的な場所までわかると考えられています。スゴいなネコ耳!






最後に。

猫が人間のことをどういう存在だと思っているか…

結論からいうと『同類』つまり『自分より大きな猫』と見ているようです。

食事の世話やトイレの世話をして常日頃可愛がってくれてるとしても親だとか、ご主人だとかいう認識は猫にはないようです。

猫は群れで生活することなく単独行動をしてきたので、群れの中でリーダーに従うということはありません。皆が対等な立場にいます。それは人間に対しても変わらないようです。

猫は人間に対しても毛づくろいをしたり、すり寄ってきたり、爪を立てたり、猫同士でいる時との態度に全く変化がありません。これは猫が人間のことを自分と同じだと思っている可能性がある証拠ではないかと…。

主従関係ではなく、仲間だと…。
であればこれ程素晴らしいことはない気がします。まさしく家族の一員ですもんね。


みなさん、『猫目線』をご理解いただいた上で、これからも愛する猫ちゃんと更に良い関係を築いていただけたれば幸いです^_^。


…色々と綴ってまいりましたが、ちなみに僕は犬派です(笑)



《ウエノ》

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