移転閉店セール。
2020年11月14日
こんにちは。
みなさまにご報告があります。
タイトルにもございますようにメガネのセンリ千里中央店は来年1月に移転オープン致することになりました。
移転場所は現在の『せんちゅうパル』の1Fから2Fへ。中央エスカレーター付近・ドコモショップさんの向かいとなります。
商業施設『せんちゅうパル』(前身はサンタウン)が1970年にできて今年で50年。メガネのセンリ千里中央店が1972年現在の場所で営業を開始し、地域のみなさまに支えていただいて47余年。
本当にありがとうございます。
ただいま感謝の気持ちを込めて、12月30日まで『移転閉店セール』を開催しております。
店内換気や消毒などのコロナ対策にも万全を期しておりますので、みなさまお誘い合わせの上お立ち寄りくださいませ。そして素敵なメガネと出会ってくださいね。
店内フレーム80%〜10%OFF レンズALL30%OFF
ここからは少し昔話を。
今から22年前…平成10年の夏、前の職場を勢い任せで飛び出した26歳の僕はある方の紹介でメガネのセンリ南千里店の採用面接を受けることに。
そこで面接をしてもらったのが南千里店のレジェンドであり千里ニュータウンの生き字引との呼び声高いタケナカです(笑)。面接の日の事は今でも鮮明に覚えています。ひと月家で引きこもっていたので、久しぶりのスーツを着ての社会活動にやたらと緊張した記憶が…。面接を受けている隣でタカダも仕事をしている様子でしたが何をしていたか定かではありません(笑)。
結果的には無事に採用していただき、メガネのセンリの一員として仲間入りを果たします。
随分後になって飲みの席でタケナカから聞いた話なのですが、採用の決め手は僕の笑顔だったんだそうです…あの頃の自分を褒めてあげたい。
初出勤から2ヶ月程が過ぎようやくお店の雰囲気、やり方にも慣れてきていたある日の事。
タケナカから移動の話を聞かされます。
「千里中央店のスタッフがひとり定年で12月に退職するんやけど」「勉強になると思うで。ただみんな個性も強いし、基本個人プレーやから最初は苦労するかもな」
んっ?!どういうこと…この時はその意味がよくわかってませんでした。
12月千里中央店に移動となった僕は当時の店長コムラ、現在南千里店勤務のフジイ、ハヤミ、ムトウ、タニグチの6人体制の一因として、新しい環境で新たなスタートをきることに。
この時は木曜日が定休日で、基本6人全員がフル出勤している状況。年齢的には当時26の僕と少し上の女性スタッフのタニグチ以外は年齢もキャリアもグッと上のベテラン揃い。当然ながらそれぞれにお客様も付いておられますし、新規のお客様が来られても店頭には虎視眈々と獲物を狙うハイエナのようなベテランスタッフの方々(失礼…笑)が入口付近でスタンバイしておられるので、なかなか新人の若僧の僕が接客できる機会は訪れません。
その間、フレームを拭いたり、ディスプレイをアレンジしてみたり、お店を綺麗にしたり、自分に出来ることを懸命にする。基本的にそういう事は好きでしたから苦ではなかったです。
お客様の直接的な対応だけがお店の仕事ではない。店での仕事は全てお客様に繋がっている。そこをどれだけイメージできるか。どんな仕事も楽しめるかどうかは自分次第。その考えは当時も今も全く変わりません。
そうは言っても悔しい思いもしました。
新規のお客様が来られて、完全にフリーな僕が側にいても、(お客様の顔と名前を把握し)ご来店されたお客様を担当にスッと繋ぐ役割をしていた司令塔のハヤミが僕をスルーして、少し忙しく加工をしている他のスタッフに声を掛けるのです。
今思い返せばそれも当然の判断だと思えます。店の信用、何よりお客様のことを考えたら、ファーストチョイスは僕ではない…当時の僕はスタッフからまだ何の信用もない状態でしたから。仕方ありません。
月日が経ち少しずつですが接客の機会もでてきました。この時の僕の頭の中には2つの思いがありました。ひとつはお客様に店での時間を「自然体で楽しんでもらうこと」。そしてもうひとつは「お客様との関係性を深めること」。
主役はお客様、お客様が話しやすいよう、お客様のペースで、お話しいただく全ての内容を受け止める。お悩みやお困りごとご希望を丁寧にお聴きする。
別にメガネの話でなくたっていい。とにかくお客様のことを少しでも知りたい、理解したい、そしてお役に立ちたい。『誠実な関心を寄せること』を常に意識して行動していました。
そして僕自身ができるだけ自然体でいることも。
当時は何とか自分のカラーを出してベテラン揃いのスタッフの中で自分を支持してくれるお客様を増やしたい…そんな思いが強かったのかもしれません。納品後の調子伺いのハガキもキチンと出して、次またメガネ…ってなった時に僕の事を思い出していただけるように。振り返ると必死だったなぁと。
そういう思いで店に立ち年月が流れ、少しずつですがお客様からも、スタッフからも信用もしていただけるようになって…
気が付いたら20年以上過ぎていた…そんな感じです。
先輩や仲間、お客様から、この場所で本当に多くの事を学ばせていただきました。たくさんの思い出もあります。
しかも20年以上ですから学校よりも長い期間。
人生においてこれだけ多くの時間を過ごした場所というのは実家を除いて他にありません。愛着もあります。もっと言えばここが好きです。
その場所が無くなってしまうのは正直寂しい。
ただ新たな場所で新たな出逢いに胸を膨らませているのも事実です。ここで得た多くのもの、受け継いできた『メガネのセンリ』スピリットも新しいお店にも持っていくつもりでいます。
この場所での12月30日までの残された時間、そして新店舗での新たなスタート…ナカオ、マツウラ、イマイと僕の4人で力を合わせて頑張っていきたいと思っています。
みなさまこれからも宜しくお願い致します。
この場所で最後の時間を共に過ごしませんか?
みなさまのご来店心よりお待ち致しております。
《ウエノ》
みなさまにご報告があります。
タイトルにもございますようにメガネのセンリ千里中央店は来年1月に移転オープン致することになりました。
移転場所は現在の『せんちゅうパル』の1Fから2Fへ。中央エスカレーター付近・ドコモショップさんの向かいとなります。
商業施設『せんちゅうパル』(前身はサンタウン)が1970年にできて今年で50年。メガネのセンリ千里中央店が1972年現在の場所で営業を開始し、地域のみなさまに支えていただいて47余年。
本当にありがとうございます。
ただいま感謝の気持ちを込めて、12月30日まで『移転閉店セール』を開催しております。
店内換気や消毒などのコロナ対策にも万全を期しておりますので、みなさまお誘い合わせの上お立ち寄りくださいませ。そして素敵なメガネと出会ってくださいね。
店内フレーム80%〜10%OFF レンズALL30%OFF
ここからは少し昔話を。
今から22年前…平成10年の夏、前の職場を勢い任せで飛び出した26歳の僕はある方の紹介でメガネのセンリ南千里店の採用面接を受けることに。
そこで面接をしてもらったのが南千里店のレジェンドであり千里ニュータウンの生き字引との呼び声高いタケナカです(笑)。面接の日の事は今でも鮮明に覚えています。ひと月家で引きこもっていたので、久しぶりのスーツを着ての社会活動にやたらと緊張した記憶が…。面接を受けている隣でタカダも仕事をしている様子でしたが何をしていたか定かではありません(笑)。
結果的には無事に採用していただき、メガネのセンリの一員として仲間入りを果たします。
随分後になって飲みの席でタケナカから聞いた話なのですが、採用の決め手は僕の笑顔だったんだそうです…あの頃の自分を褒めてあげたい。
初出勤から2ヶ月程が過ぎようやくお店の雰囲気、やり方にも慣れてきていたある日の事。
タケナカから移動の話を聞かされます。
「千里中央店のスタッフがひとり定年で12月に退職するんやけど」「勉強になると思うで。ただみんな個性も強いし、基本個人プレーやから最初は苦労するかもな」
んっ?!どういうこと…この時はその意味がよくわかってませんでした。
12月千里中央店に移動となった僕は当時の店長コムラ、現在南千里店勤務のフジイ、ハヤミ、ムトウ、タニグチの6人体制の一因として、新しい環境で新たなスタートをきることに。
この時は木曜日が定休日で、基本6人全員がフル出勤している状況。年齢的には当時26の僕と少し上の女性スタッフのタニグチ以外は年齢もキャリアもグッと上のベテラン揃い。当然ながらそれぞれにお客様も付いておられますし、新規のお客様が来られても店頭には虎視眈々と獲物を狙うハイエナのようなベテランスタッフの方々(失礼…笑)が入口付近でスタンバイしておられるので、なかなか新人の若僧の僕が接客できる機会は訪れません。
その間、フレームを拭いたり、ディスプレイをアレンジしてみたり、お店を綺麗にしたり、自分に出来ることを懸命にする。基本的にそういう事は好きでしたから苦ではなかったです。
お客様の直接的な対応だけがお店の仕事ではない。店での仕事は全てお客様に繋がっている。そこをどれだけイメージできるか。どんな仕事も楽しめるかどうかは自分次第。その考えは当時も今も全く変わりません。
そうは言っても悔しい思いもしました。
新規のお客様が来られて、完全にフリーな僕が側にいても、(お客様の顔と名前を把握し)ご来店されたお客様を担当にスッと繋ぐ役割をしていた司令塔のハヤミが僕をスルーして、少し忙しく加工をしている他のスタッフに声を掛けるのです。
今思い返せばそれも当然の判断だと思えます。店の信用、何よりお客様のことを考えたら、ファーストチョイスは僕ではない…当時の僕はスタッフからまだ何の信用もない状態でしたから。仕方ありません。
月日が経ち少しずつですが接客の機会もでてきました。この時の僕の頭の中には2つの思いがありました。ひとつはお客様に店での時間を「自然体で楽しんでもらうこと」。そしてもうひとつは「お客様との関係性を深めること」。
主役はお客様、お客様が話しやすいよう、お客様のペースで、お話しいただく全ての内容を受け止める。お悩みやお困りごとご希望を丁寧にお聴きする。
別にメガネの話でなくたっていい。とにかくお客様のことを少しでも知りたい、理解したい、そしてお役に立ちたい。『誠実な関心を寄せること』を常に意識して行動していました。
そして僕自身ができるだけ自然体でいることも。
当時は何とか自分のカラーを出してベテラン揃いのスタッフの中で自分を支持してくれるお客様を増やしたい…そんな思いが強かったのかもしれません。納品後の調子伺いのハガキもキチンと出して、次またメガネ…ってなった時に僕の事を思い出していただけるように。振り返ると必死だったなぁと。
そういう思いで店に立ち年月が流れ、少しずつですがお客様からも、スタッフからも信用もしていただけるようになって…
気が付いたら20年以上過ぎていた…そんな感じです。
先輩や仲間、お客様から、この場所で本当に多くの事を学ばせていただきました。たくさんの思い出もあります。
しかも20年以上ですから学校よりも長い期間。
人生においてこれだけ多くの時間を過ごした場所というのは実家を除いて他にありません。愛着もあります。もっと言えばここが好きです。
その場所が無くなってしまうのは正直寂しい。
ただ新たな場所で新たな出逢いに胸を膨らませているのも事実です。ここで得た多くのもの、受け継いできた『メガネのセンリ』スピリットも新しいお店にも持っていくつもりでいます。
この場所での12月30日までの残された時間、そして新店舗での新たなスタート…ナカオ、マツウラ、イマイと僕の4人で力を合わせて頑張っていきたいと思っています。
みなさまこれからも宜しくお願い致します。
この場所で最後の時間を共に過ごしませんか?
みなさまのご来店心よりお待ち致しております。
《ウエノ》
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