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究極の近見作業!

2020年03月29日

南千里店

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ここ数日温かい陽気が続いていましたが今朝は肌寒く、また上着にダウンジャケットを着る事になってしまいました。
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肌寒いとはいっても好天気だと何処かへ出掛けたくなるのですが、人混みを避けるとなるとなかなか行く場所も限られてくる訳でして・・・

じゃあ休みの日に何かしようかなと考えて、そういえば知り合いから、模型のある部分をLEDで点灯させたいんやけどどうしたらいい?と相談されていたことを思い出し、じゃあLEDの事を詳しく調べようかなと、最近色々関連するものを物色しております。

依頼は飛行機航空灯を模型に組み込みたい?とのことで飛行機はあんまり詳しくなかったのですがそういえば夜に飛んでいる飛行機を見ると、飛行機の翼端に赤と緑のランプが灯火されていました。ああ、あれのことね。



しかし難儀なことに結構小さいサイズの場所を点灯させなければならず、はてどうしたものかと考えて調べたらLEDでも最近はかなり縮小されたものがあるとのことで、実際そのLEDを手に入れてみることにしました。

特殊なサイズのLEDなので専門店にいかないと手に入れられないので日本橋まで出掛けて使えそうなLEDを購入してきたのですが・・・


通常LEDといえばこんな砲弾型のLEDを思い浮かべますよね?
自分もそのLEDは持ってるので光らせるのは簡単です。


足があるのではんだも簡単。ボタン電池に挟めば点灯テストもOK。


そしてこれが最小のチップLED
指先になんか乗っておりますが・・・見えます?これがLEDなんです!ちっさ!

鉄道模型やミニチュアの電飾に使用できる最小のLEDです。このLEDにはんだを乗せるのが究極の近距離作業でして、通常の砲弾型LEDの足にはんだを乗せるのは苦もなく出来ますが、このLEDのサイズは横1mm縦0.5mm

・・・0.5mmの場所にはんだをつけるのか・・・
幸い単価は1個50円なので失敗覚悟でトライ!

このチップLEDにはんだを付けないといけないのですが、こんなもん老眼世代には見えないし!


高倍率の固定式拡大ルーペでなんとかしのぎます。
手が震えるとまったく別の場所にはんだ付けしてしまいそうです。
コテ先を基盤に当てるときには息を止めます。

はんだのコテ先は最小のものを使用。温度にも気を使います。
はんだも精密基盤用の0.6mm線を使用。
LEDの基盤にはんだをつける時間は2秒以内!それ以上はチップLEDは焼けきってしまいます。

・・・まあ、ロクにはんだ付けなんてしていない、素人に毛が生えた技術程度では失敗の連続。

でも、コツをなんとか掴みつつ週を跨ぎながらトライしてなんとか極小のLEDに極細の配線を定着させることが出来ました!やれば出来るやん自分!




拡大して見るとはんだの盛り跡が汚いのはご愛嬌。ようは光ればいいんですよ光ればね。
画像を拡大して見てもらうと、このはんだとはんだの間に見える緑の凸のマークがあるのですが、これは極性を表しています。上級者の方にとっては当たり前のことだと思いますがこの極性さえも知らなかった私^^;
凸の広い部分はアノード狭い部分はカソードと呼ばれ、アノードからカソードへ電流が流れる仕組みとなっています。


さあ点灯式!点いたあああ!何かめちゃくちゃ感動しました。


白で練習して緑も問題なし!赤色は電圧が低いので抵抗を挟まないといけないのでまた後日。

でも久しぶりにオームの法則とか回路図なんかを調べたりしてなかなか面白い経験が出来ました。

眼には酷でしたが(笑)


《タカダ》

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