石舞台古墳
2019年11月22日
「 大和は 国のまほろば たたなずく
青垣山ごもれる 大和し うるわし 」
皆さまは「古事記」に残された、こんな文言をご存知でしょうか?
私は何故か昔から、”奈良県”と聞くと奈良時代を連想し
この文言が頭に浮かびます・・・何故かはわかりません?・・・
「大和は国の中で1番良いところである。
幾重にも重なり合った、青い垣根のような山に囲まれた大和は、
本当に麗しいところである」・・・という、意味合いだそうです!!
なぜこんな話を???
紅葉シーズンとなり、今年は何処へ楽しみに行こうか? という時に
「奈良県」が話題になり、京都ではなく奈良県へ行こうと決めた
要因の一つにこの文言が浮かび上がってきたからです!!
さっそく奈良県の紅葉情報を検索・・・
今一番の見頃は「談山神社」だそうで、それなら行き先決定です。
近畿自動車道~南阪奈道~橿原より一般国道で向かいます。
だいぶ談山神社に近づいたと思われる頃・・・
「石舞台古墳」の案内看板が出ています。
エッ、石舞台古墳って、昔々教科書に乗っていた”アレ”ってことになり、
私は行ったことが無く、妻は小学校の遠足で行った事があるとのこと。
そんな貴重な遺跡古墳があるのなら、そりゃ”行かねばならない”・・・
急遽、立ち寄ってみることになりました。
コレが気ままなドライブたる所以ですねぇ~~
「石舞台古墳」
恥ずかしながら、私はコレが古墳だとは知りませんでした!!
ただの大きな石が積まれているだけだと・・・
日本最大級の方墳で、作られた当時は盛り土されていたのですが、
今はいつの間にか盛り土が崩れ全く残っていない状況です。
巨大な両袖式の横穴式石室が露呈している、独特の形状です。
天井石の上面が広く平で、まるで舞台のように見えるその形状から
「石舞台」と呼ばれているそうです!!
30数個の岩の総重量は約2300トン、特に平らな天井石は
約77トンの重量で、当時の優れた土木や運搬技術の凄さが覗えます。
入り口にこのようにして作ったであろう説明の看板が建てられています。
人間の知恵と工夫の跡が見て取れます!!
さて、いざ石舞台の前に立つと想像を絶する石の大きさと
その迫力に圧倒されます!!!
やはり「百聞は一見に如かず」、昔々に見た教科書の写真では味わえません。
石舞台の周りの景色も最高です。
広々として、吹田市で見上げる空よりもっと大きな空です。
高層ビルもなく里山の風情を残し、空は青く・山は濃い緑、
空気までもが澄み渡り ”凛” とした空気感を醸し出している!!
妻が遠足に来た時代には、今日のように整備されていなくて、
ただ、田んぼの中に大きな石が・・・という記憶だけだったそうですが、
いまは、綺麗に整備され、訪れた人の心に何かを訴えています!!
妻が遠足で訪れた半世紀以前よりまだ昔から、今日まで延々と毎日
児童たちが遠足で訪れては、それぞれの心に”なにか”を残している!!
子どもたちは”何”を感じているのでしょうか?教えてほしいなぁ~~(笑)
今までは”紅葉”といえば”京都”が私の中では定番でしたが、
「奈良」も素敵だなぁ~~、「奈良」に関心が湧いてきました!!
これからは「奈良」を訪れる機会が増えそうです・・・・・
そうだ、「談山神社」は何処行った?? (笑)
スミマセン、次週には談山神社のお話をさせていただきますね。
《タケナカ》
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