ブライアン・ウィリアムズ絵画展
2019年05月24日
皆さまは「ブライアン・ウィリアムズ」とおっしゃる
画家をご存知でしょうか??
私は全く存じ上げないでいたところ、
10日ほど前に突然妻から「知ってる??」と尋ねられた。
妻は数年前からこの画家を注目していたらしく、
機会があれば作品を自分の目で見てみたいと熱望していたみたい。
ある日のテレビ情報で、東大阪市で”展覧会”があることを知り
私に聞いてきた次第のようです!!
早速、本物をこの目で確かめに出掛けました!!
展示会場「東大阪市民美術センター」は、
ラグビーで有名な「花園ラグビースタジアム」の真ん前に在ります。
日程は5月15日(水)~6月16日(日)まで
嬉しいハプニングが有りました!!
ネットの案内では入場料・大人500円と表示されていたのに
な・な・なんと65歳以上は無料と入り口で教えていただく・・・
ラッキィー・・・東大阪市さん、太っ腹ぁ~~~ (大笑)
しかし、年寄り扱いで嬉しいような寂しいような・・複雑です(苦笑)
ブライアンさんのホームページを拝見いたしますと・・・
「光・空気・静寂」を表現する風景画家
琵琶湖湖西の里山に住み、風景画の立場から荒らされていく
自然を憂い自然保護再生を訴える・・・と、あります。
ペルー生まれのアメリカ人で、世界一周旅行で日本を訪れ、
日本が気に入り、世界一周を止めて日本に住まいを構え、
1984年に大津市伊香立の農家を改築して移住。
日本各地の自然豊かな風景を描いているようです。
日本在住46年で、現在68歳だそうです。
ブライアンさんはその作品を「ひらがな日本」と表現!!
都会の風景は直線で形成されていて固い感じ。
都会は「カタカナ日本」と語っておられます。
川のせせらぎや棚田の輪郭などを例に挙げて”美しい曲線が
存在している風景が「ひらがな日本」、曲線にこそ美があると
説明されていらっしゃるそうです!!
この表現、里山大好きな私には、すごくよく理解できます!!
正に”言い得て妙”だと思います。
歪みのあるキャンバスに風景を描くことで迫力ある絵になります。
これを『曲面絵画』とブライアンさん自身が名付けたそうです。
展示されている絵画も大半が四角い布のキャンバスではなく、
曲がったり反ったりした木材に油彩や水彩で描かれています。
これが素敵な雰囲気を醸し出しております!!
曲線と凸凹の面が、得も言われぬ世界を作り出しております。
入り口に見学者のために特別に大きな作品を好意で展示、
せめてこの場所で来場の記念写真をとの事だそうです。
その大きさと迫力に圧倒されます!!
この写真以外は、展示会場内・撮影禁止なので今日の写真は
頂戴したパンフレット類を編集したものです。
館内にはこんな小さな作品も・・・(180x750㎜の大きさ)
こちらのサイズなのに奥行きがすごく感じられ、
まるでその場所に立っているような空間の広がりです!!
さすがプロ・・・素人の私でも五感に響いてきます。
遠方まで出掛けた甲斐がありました。
芸術品はテレビや本ではなく
素人の拙い目ではありますが、実物を自分の目でしっかりと・・・
それでこそ”感動の極み”です。
《タケナカ》
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