スタッフブログ

TOP > スタッフブログ

心技体。

2018年11月24日

千里中央店

こんにちは。



今日はちょっと真面目な話をしたいと思います。

お客様に最適なフレームとレンズをご提案して、それを店内で加工してメガネとして完成させ、受け取りに来られたお客様にフィッティングをしてお渡しする。それが僕たちの仕事です。

ただ長くこの仕事をしてると、忙しくてお客様が重なったり、加工が積み上がったりした時なんかは、「心ここに在らず」となりついつい作業(ルーティン)になってしまう時がある。

でも、それじゃダメなんです。

視力測定・度数決定、フレーム・レンズ選び、プレフィッティング、レイアウト、加工、フィッティング、取り扱い説明…

どの工程も、目の前のお客様のことを一番に考え、プロとして納得のいく丁寧な仕事をしなくてはいけない。

自分自身が仕事に集中できてる時、それはお客様には「自信」となって頼もしく伝わってることでしょう。逆に「心ここに在らず」の時は、お客様は不安や不満を感じているかもしれません。

「今ここ」にどれだけ集中できるか。

全ての工程に『心』を込める、当たり前だけど大切なことです。





今の時代、一定期間の研修を受けマニュアルを覚えて加工機の操作手順さえ覚えれば、店頭に立つこともカタチとしてのメガネを作ることも誰にだって可能なことかもしれない。

でも、すぐにはお客様に満足していただける「いいメガネ」を作ることはできません。

先程『心』が大事だと言いました。でもそうは言っても、例えば接客が好きでお客様の事が大好きなハートフルな人が最高のメガネを作れるかといったら、答えはノーです。

何故なら、お客様ひとりひとりに合ったメガネをお作りするには、そこには必ず『技』も必要になってくるから。

それは知識であり、技術であり、身につけるには、勉強も経験もある程度は必要で、一朝一夕でなんとかなるものではないから。


できるだけレンズに歪みのないように作成。

最後にもうひとつ、それを表現する自分自身の『体』…体調管理も欠かせないでしょう。


ある程度の年数仕事をしてると自ずと『技』の部分はレベルアップしてくる。ただ逆に『体』は少しずつ衰えてくる。年齢には逆らえない。じゃあ『心』はどうだ。良くも悪くも仕事がルーティンとなり考えずとも行動できるようなる。そうすると『心』を込めることを疎かにするようになる。それが人間という生き物なのかもしれません。

『心技体』全てが揃って初めて「いいメガネ」が作れるのだと、45の今になってそれがわかるようになった。どれが欠けてもダメなんだなって。
ただ全てをバランスよく高い水準で保ち続けるのは、これまたなかなか難しいことです。僕もまだまだ。



ただ僕たちはプロとしていつまでもそこを高めていかないといけないし、しんどくても努力しないといけない。

すべてはお客様のために。


こんな内容のブログを書く時は自らに言い聞かせてる時…今の僕の『心』の状態はあまり良くないのかもしれません…(笑)



《ウエノ》

カレンダー

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最新記事

アーカイブ