新版画展
2018年07月27日
妻に誘われて、《 美術館「えき」KYOTO 》へ・・・
妻は前から「新版画」に興味があったようで、
「川瀬巴水さん」「吉田博さん」の版画が見たかったようです。
私はこちらの作家名を存じ上げず、作品も拝見したことが
なかったので、初めての体験です!!
「新版画」とは??? 興味津々です。
版画といえば江戸時代の葛飾北斎の「富嶽三十六景」や
歌川広重の「東海道五十三次」が超・有名ですが・・・
《 美術館「えき」KYOTO 》とは
京都駅に隣接する「伊勢丹」の7階にあります。
この美術館も初めてで、今日は初めてづくし・・・
10時開場に合わせて、早速チケットを購入。
入場してみてその作品の多さにビックリ!!
100点あまりの作品がズラ~っと展示されています。
まずは川瀬巴水さんの作品から始まります~~
殆ど版画の知識のない私には、これが版画???と・・・
刷ったのではなく、絵画のように思われました。
着物の色・柄、建物や背景の描写、ホント、版画とは
信じられなくて、詳細に見るんだけれど分からないくらい。
画家・彫師・摺師・・・三位一体となっての仕上がり。
誰か一人の技術力が不足すれば、全てが生きてこない。
作品の横に紹介してありましたが、
多いものでは96回刷り重ねたと書いてありました。
だから描いたような色刷りが出来るんだ。
見事です。見事というより他に言葉が見つからない・・・
全ての作品を見終わっても興奮冷めやらず、
最初からもういちど・・・2度見直しました。
足がパンパンになるほど開場を歩き尽くしました。
《 美しき日本の風景 》と題された展示会のままに、
日本的な美しい風景を抒情豊かに表現された
版画と思えぬほどの新版画、国内よりも海外での評価が高く、
浮世絵師の葛飾北斎・歌川広重などと並び称されるそうです。
わかるわぁ~~、小さいな画ながらも迫力満点でした。
海外の著名な方々の執務室にも掲げられているようです。
明治末期より戦後まで、衰退した日本の浮世絵版画を復興した
「新版画」・・・拝見できてよかったぁ~
余談です・・・
この日は、”京都の最高気温、39.8 ℃”でした。
こんなに暑い1日は、人生初の体験でした。
帰りの京都駅、ホームに人々が溢れています。
事故か??何事かと思いきや・・・
あまりの暑さに、線路のレールが熱せられ
曲がったり浮き上がったりするかも??という危険度合いで
「快速急行」は運行休止、全て「普通電車」となってます。
おかげで遅延が発生し、ホームは人々が溢れるということ・・
皆さん黙ってお待ちだけれど、イライラ感がヒシヒシと
伝わってきて、余計暑さが増すというパターンでした。
あぁ~あ、ヤレヤレでした。
せっかく素晴らしい「新版画」を堪能した後なのに・・・
《タケナカ》
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