甦った生命の樹~太陽の塔内部観覧~
2018年03月26日
3月20日に、48年ぶりとなる万博記念公園内の太陽の塔内部公開に、公開2日目に見学しに行って来ました。
太陽の塔は1970年に開催された日本万国博覧会のメーン会場に建造された高さ70mのシンボル塔で、岡本太郎制作の芸術作品です。
外観は3つの顔を持つ人形で、内部の地下に第4の顔が展示されていました。
本来、太陽の塔は他の国のパビリオンと共に取り壊されることになっておりましたが、過去の作品にはこだわりのない岡本太郎が、この作品に関してだけは自ら委員会に存続を願い出ており、他の存続を願う署名などもあり現在こうして、太陽の塔は存続しているのです。
万博終了後は長らく大々的な一般公開はされておりませんでしたが、大阪のシンボルタワーとして、また歴史的遺産を継承する意味も込めて内部再生事業が開始され、約1年間の改修工事の末、半世紀ぶりに新たな太陽の塔の内部公開が開始されました。
早速太陽の塔の内部の見学です。
内部へは太陽の塔の裏側に入り口がありますのでそこから入ります。
入り口から見上げる太陽の塔
鑑賞制限時間は約30分。なお内部は一般観覧者は写真撮影禁止です。
ここからがGIGAZINEさんから画像をお借りします。
先ずは、岡本太郎が宿泊先のホテルの備え付けのメモ用紙に書いた太陽の塔のラフスケッチが拡大されて展示されておりました。
(画像元:GIGAZINE)
はじめに地底の太陽が展示されているフロアに進みます。
地底の太陽は万博閉会後に行方がわからなくなっており、新しく再現したものになります。
周りには世界各国の仮面や神像が展示されています。
地底の太陽のフロアを抜ければ、赤を基調とした生命感溢れるフロアに。
そこには高さ40mを超える『生命の樹』が聳え立っておりました。
そう、これが見たかったのです!
当時のエスカレーターは取り除かれて螺旋階段が生命の樹を取り囲むように上層まで伸びています。
通常はこの階段を使って鑑賞していきます。
生命の樹の根本には原生生物の模型がライトアップされて怪しく佇んでいます。
三葉虫、魚類、両生類などの多様な生物が登場したカンブリア紀爆発を含む古生代を経て、爬虫類や鳥類、恐竜などの大型生物が登場した中生代、そして哺乳類、人類の祖先が登場して現在に至る新生代の様々な生物の模型が生命の樹を彩っておりました。
中でも、当時の模型の精巧さと大胆さが垣間見える超大型の恐竜(ブロントサウルス)と、朽ちて頭部の内部がむき出しになったゴリラなどは、半世紀の時の流れを感じるに充分なもでありました。
当時の展示物の292体の内183体が現在公開されている生物模型です。
太陽の塔の内部は『太陽の空間』と名付けられていたのですね。
各階の踊り場で生命の樹の各部を鑑賞しながら最上階へ。
最上階から上を見上げると、そこは未来へ続く青い光が波紋となって伸びておりました。
また、左右に太陽の塔の腕の中の部分が鑑賞できるようになっておりました。
腕の部分の骨組みがなんとも美しい幾何学模様を成していて奥に吸い込まれる感覚に。
練に練れられた当時の演出スコアも見ることが出来ます。
そして、階段組はここから元に戻るためにまた階段を降りていきます・・・。
岡本太郎の『芸術は呪術である』との名言を皮切りに、それぞれの階には当時の風景写真のパネルが掛けられており、太陽の塔再生への軌跡も写真で確認できますよ。
そして、併設しているお土産さんで太陽の塔グッズを購入して思い出に華を添えるのも良いかもしれません^^
自分は太陽の塔再生記念として販売されていた2018体限定ブロンズカラーのソフビ製の太陽の塔を購入しました。
入り口ではパンフレットも貰えます。
公開2日目なので取材も多い。
今は時間制で慌ただしく観覧しないといけませんが、ゆっくりと観られるようになったらスケッチブックでも持ってまた出かけたいなと思います。
EXPOCITY内でも太陽の塔のコラボ企画で最新グッズ販売や、当時のグッズ展示など色々とされておりました。皆様も観覧の帰りに寄ってみては・・・?
《タカダ》
太陽の塔は1970年に開催された日本万国博覧会のメーン会場に建造された高さ70mのシンボル塔で、岡本太郎制作の芸術作品です。
外観は3つの顔を持つ人形で、内部の地下に第4の顔が展示されていました。
本来、太陽の塔は他の国のパビリオンと共に取り壊されることになっておりましたが、過去の作品にはこだわりのない岡本太郎が、この作品に関してだけは自ら委員会に存続を願い出ており、他の存続を願う署名などもあり現在こうして、太陽の塔は存続しているのです。
万博終了後は長らく大々的な一般公開はされておりませんでしたが、大阪のシンボルタワーとして、また歴史的遺産を継承する意味も込めて内部再生事業が開始され、約1年間の改修工事の末、半世紀ぶりに新たな太陽の塔の内部公開が開始されました。
早速太陽の塔の内部の見学です。
内部へは太陽の塔の裏側に入り口がありますのでそこから入ります。
入り口から見上げる太陽の塔
鑑賞制限時間は約30分。なお内部は一般観覧者は写真撮影禁止です。
ここからがGIGAZINEさんから画像をお借りします。
先ずは、岡本太郎が宿泊先のホテルの備え付けのメモ用紙に書いた太陽の塔のラフスケッチが拡大されて展示されておりました。
(画像元:GIGAZINE)
はじめに地底の太陽が展示されているフロアに進みます。
地底の太陽は万博閉会後に行方がわからなくなっており、新しく再現したものになります。
周りには世界各国の仮面や神像が展示されています。
地底の太陽のフロアを抜ければ、赤を基調とした生命感溢れるフロアに。
そこには高さ40mを超える『生命の樹』が聳え立っておりました。
そう、これが見たかったのです!
当時のエスカレーターは取り除かれて螺旋階段が生命の樹を取り囲むように上層まで伸びています。
通常はこの階段を使って鑑賞していきます。
生命の樹の根本には原生生物の模型がライトアップされて怪しく佇んでいます。
三葉虫、魚類、両生類などの多様な生物が登場したカンブリア紀爆発を含む古生代を経て、爬虫類や鳥類、恐竜などの大型生物が登場した中生代、そして哺乳類、人類の祖先が登場して現在に至る新生代の様々な生物の模型が生命の樹を彩っておりました。
中でも、当時の模型の精巧さと大胆さが垣間見える超大型の恐竜(ブロントサウルス)と、朽ちて頭部の内部がむき出しになったゴリラなどは、半世紀の時の流れを感じるに充分なもでありました。
当時の展示物の292体の内183体が現在公開されている生物模型です。
太陽の塔の内部は『太陽の空間』と名付けられていたのですね。
各階の踊り場で生命の樹の各部を鑑賞しながら最上階へ。
最上階から上を見上げると、そこは未来へ続く青い光が波紋となって伸びておりました。
また、左右に太陽の塔の腕の中の部分が鑑賞できるようになっておりました。
腕の部分の骨組みがなんとも美しい幾何学模様を成していて奥に吸い込まれる感覚に。
練に練れられた当時の演出スコアも見ることが出来ます。
そして、階段組はここから元に戻るためにまた階段を降りていきます・・・。
岡本太郎の『芸術は呪術である』との名言を皮切りに、それぞれの階には当時の風景写真のパネルが掛けられており、太陽の塔再生への軌跡も写真で確認できますよ。
そして、併設しているお土産さんで太陽の塔グッズを購入して思い出に華を添えるのも良いかもしれません^^
自分は太陽の塔再生記念として販売されていた2018体限定ブロンズカラーのソフビ製の太陽の塔を購入しました。
入り口ではパンフレットも貰えます。
公開2日目なので取材も多い。
今は時間制で慌ただしく観覧しないといけませんが、ゆっくりと観られるようになったらスケッチブックでも持ってまた出かけたいなと思います。
EXPOCITY内でも太陽の塔のコラボ企画で最新グッズ販売や、当時のグッズ展示など色々とされておりました。皆様も観覧の帰りに寄ってみては・・・?
《タカダ》
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