日本の硬貨
2017年08月04日
日本の『硬貨』の雑学・・・・・
現在の日本で使われている硬貨は
『1円』・『5円』・『10円』・
『50円』・『100円』・『500円』
この6種類が流通していて、硬貨にはそれぞれの模様が有り、
色も大きさも違います。穴が空いていたり、なかったり・・・
皆様、突然ですが硬貨の表と裏ってどちらかご存知ですか???
昔の硬貨はちゃんと決まりがあったようです。
以前は「菊」の模様がある方が表でした。
その前は「竜」の模様のある方が表でした。
きちんと法律で決められていたそうです。
現在は法律で決められているわけではなく、言ってしまえば
どっちが表でも裏でもかまわない事になるんですが・・??
ただ、造幣局では年号が書かれている面を”裏”と言っているんです。
でも、通常そっちが”表”だと思っていますよねぇ~~~
『 1円 』
1円の表には若木(わかぎ)、裏には「 1 」の文字、
これは一般公募で選ばれ、表と裏は別々の人のが選ばれた。
日本がのびのびと成長していくようにという願いが
若木に込められているそうです。
最初に1円が作られたのが1955年(昭和30年)・・・
それから60年以上模様が変わることも無く使われているなんて、
すごい歴史ですよねぇ~~~
ちなみに1円玉は、直径2センチ、厚さ1ミリ、重さが1グラム
と決められており、何かの時の基準となりますかねぇ~ (笑)
※ 雑談ですが、今は殆ど履かれませんが、「足袋」の大きさは
昔の「一文銭」の大きさが原点で、○○文とかの大きさは
一文銭を何枚並べた大きさかということらしいです。
一文は現在の大きさで「2.4Cm」に相当するそうです ※
『 5円 』
5円の模様は日本を支えてきた産業を現している。
稲穂は農業、横線は海を現し水産業、穴の周辺のギザギザは
歯車で工業を現し、裏には「日本国」と年号の間に
双葉が描かれており、林業を現しているそうです。
1959年(昭和34年)に日本国の「國」の字を「国」にして、
書体もゴシック体に変えて現在に至ります。
5円硬貨だけ表・裏、反対のように感じるのは私だけでしょうか?
他の硬化は”表”って思うほうが”裏”なのに
5円硬貨だけ「5」って書いてる方が表なんですもん。
『 10円 』
10円には世界文化遺産である「宇治・平等院鳳凰堂」が描かれている。
「藤原頼通」が極楽浄土のような所を作ろうとして建てたと言われてます。
『 50円 』
50円は最初は1円と同様に公募で決めたのですが、
それは穴の開いていない大きさも25ミリと今より大きかった。
子供の頃の記憶で、なんとなく覚えています。
その後しばらくして100円硬貨が作られ、色や大きさが似ていて
間違いやすいということから、穴を開けるようになり、
その後に白銅で作られ今の大きさになり、新しいデザインもまた、
公募で決められたようです。菊の花が刻まれています。
『 100円 』
100円には日本のシンボルとも言える”桜の花”の模様です。
最初の100円は、表に「鳳凰」、裏に「旭日」をかこむ桜の花でした。
その後「稲穂」へとかわり、そして現在のデザインに落ち着きました。
『 500円 』
最後に500円硬貨
表には「桐」、裏の上下には「竹」、左右には「橘」が描かれてます。
自動販売機が登場した1982年(昭和57年)から作られ始めた。
2000年(平成12年)に偽造・変造防止の為に
ニッケル黄銅貨幣に変わり、現在に至ります。
このように、毎日何気なく使っている硬貨・・・
金額を気にすることはあっても、硬貨の模様やいわれなど
気に留めたこともありませんでした。
それで何の不自由も無いんですが、ちょっとだけ関心を持って
一度、すべての硬貨をしっかりと見てみて下さい!!
そして、引き出しの奥や、箪笥の奥の方・・探してみませんか??
ひょっとして「昭和の古銭」、眠っているかも?? (笑)
面白い発見があるかも?・・・しれませんよ!!
《タケナカ》
最新コメント