錯視
2017年03月06日
人間の眼と脳はとても優秀です。
それは、現代の高性能カメラもあわやという程優れた知覚機能を有しています。
しかし、時に優れすぎているが故に起こる現象があります。
それが『錯視』です。
錯視は眼が知覚したものを脳が現実世界の様々な可能性に基づいて補正することによって起こる現象です。
本来、その絶え間ない補正作業によって日常を不自由無く過ごせているのですが。
その優秀すぎるが故に騙されやすい、とてもシンプルですがインパクトの強い錯視画像をごらん下さい。
グレーの背景にある線が、波線と山折り線が交互に並んでいるように見えませんか?
白と黒の背景上にある線は曲線だけに見えます。
グレーの背景上の線はすべて一緒の波線だと言われても尚、波線と山折り線に見える不思議・・・。
線は濃淡のグレイで描かれていて、折れ線に見えるものは「曲がり」のあたりで濃淡が切り替わっている。これにより「曲がり」が見落とされ、折れ線に見えてしまうらしい。
あと、個人的に気になった錯視が「斜塔錯視」といわれるもので、適当に拾ったビルの写真を2枚並べたものなのですが、全く同じ2枚の画像なのに右の写真の白いビルは右斜めに傾いて、また左の写真の茶色のビルの方は左斜めに傾いているように見えないでしょうか?
2つの同一の画像が並ぶことで、視覚系は遠近法的に対応する線が収束することを予測する。ところが、これらの線は物理的には収束していないため、知覚的には線は平行にならず、広がっているように知覚される。
左の画像を7度傾けたところ、ようやく左右が同じ傾きに見えました。
こうも人容易く人間の眼は騙されるのですね・・・^^;
《タカダ》
それは、現代の高性能カメラもあわやという程優れた知覚機能を有しています。
しかし、時に優れすぎているが故に起こる現象があります。
それが『錯視』です。
錯視は眼が知覚したものを脳が現実世界の様々な可能性に基づいて補正することによって起こる現象です。
本来、その絶え間ない補正作業によって日常を不自由無く過ごせているのですが。
その優秀すぎるが故に騙されやすい、とてもシンプルですがインパクトの強い錯視画像をごらん下さい。
グレーの背景にある線が、波線と山折り線が交互に並んでいるように見えませんか?
白と黒の背景上にある線は曲線だけに見えます。
グレーの背景上の線はすべて一緒の波線だと言われても尚、波線と山折り線に見える不思議・・・。
線は濃淡のグレイで描かれていて、折れ線に見えるものは「曲がり」のあたりで濃淡が切り替わっている。これにより「曲がり」が見落とされ、折れ線に見えてしまうらしい。
あと、個人的に気になった錯視が「斜塔錯視」といわれるもので、適当に拾ったビルの写真を2枚並べたものなのですが、全く同じ2枚の画像なのに右の写真の白いビルは右斜めに傾いて、また左の写真の茶色のビルの方は左斜めに傾いているように見えないでしょうか?
2つの同一の画像が並ぶことで、視覚系は遠近法的に対応する線が収束することを予測する。ところが、これらの線は物理的には収束していないため、知覚的には線は平行にならず、広がっているように知覚される。
左の画像を7度傾けたところ、ようやく左右が同じ傾きに見えました。
こうも人容易く人間の眼は騙されるのですね・・・^^;
《タカダ》
最新コメント