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マイブーム

2017年01月30日

南千里店

最近、古書店やネットオークションなどであるものを収集するのが現在のマイブームとなっておりまして、それはとても懐かしいモノで、そしてここ千里の地の始まりを告げる一大イベントを記録した数々のお宝なんです。

そう、1970年、EXPO'70である日本万国博覧会に関する当時の書籍やグッズを可能な限り蒐集することなんです。

日本万国博覧会は、大阪府吹田市の千里丘陵で開催された、昭和45年3月14日から9月13日まで延べ183日間に及ぶ国際博覧会です。
参加国は日本を含む77カ国、4国際機関、1政庁、9州市。
アジア初で日本で最初の国際博覧会であった万博は人類の進歩と調和をテーマに、史上最大規模で開催されました。
来場者数は計6,421万8,770人、この数字は2010年の上海国際博覧会によって塗り替えられるまでトップの記録でありました。

そんな懐かしいEXPO'70の歴史が垣間見られる数々のお宝はこちら!

まずは、ガイドブック。

広い敷地に点在するパビリオンを効率よく巡るのにガイドブックは欠かせません。


こちらのガイドブックは状態を問わなければかなりの数が出回っておりますので当時を偲ぶものとしては割りと簡単に入手できます。

国際情報社発行の日本万国博覧会上下巻。

B4判の大型2冊組の写真集。180ページに及ぶ各国のパンビリオンやイベント等が鮮やかに記録されております。



巻末には貴重な各パビリオンや施設のスタンプ集が!これは嬉しいです。


万博のドル箱と言われた、アメリカ館の目玉展示物であった《月の石》もB4判一杯に掲載されております。
本物はこぶし大の大きさです^^
この石を一目見るために、行列に3~6時間を費やしたとか・・・。

日本万国博覧会 公式記録写真集。


公式本だけあって、各国のVIPが全て収められております。


手付かずの千里丘陵写真。
ここからたった数年で最大規模の万国博覧会会場が出来上がるのは想像できません。

ここで、メガネに携わるものとして見過ごせないものが!

写真に写っているメガネ男性の殆どがセルフレームかブロウタイプの眼鏡を掛けていました。

当時の眼鏡といえばブロウタイプ。若き日の皇太子殿下もライトブラウンのブロウタイプ眼鏡をお掛けになられておりました。

そして、これらの写真だけでは物足りないアナタ!(笑)

公式記録映画をまとめたDVDもあります。

私はDVD-BOXを購入しまして、ここでは4枚組延べ7時間半にも及ぶ貴重な映像が観られます。

残念ながらまだ開会式・閉会式編しか視聴しておりませんが、当時にタイムスリップするには充分すぎるほどのボリュームです。

この中で、映像では解説されてはおりませんが、開会式での後日譚によるエピソードがあります。
当時、開会式で開幕の合図とともに皇太子殿下が壇上のスイッチを押すと、お祭り広場天井の万博のロゴを模した5つのクス玉が同時に割れて盛大に紙吹雪が舞い、万博の素晴らしい幕開けとなりました。

しかし、実は皇太子殿下が押されたスイッチはクス玉には連動されておらず、お祭り広場天井に長時間待機していたスタッフが手動でクス玉を割ったんですって。
勿論、機械的にクス玉を割るのは技術としては可能であったのですが、日本いやアジア初の万国博のオープニングで万が一クス玉が割れないなどといった失態は絶対に起こしてはならないとの強い思いがあり、確実に割れるよう、また観覧者にはボタン操作によってクス玉が割られたように見せるようタイミングにとても苦労したと後日語られておりました。

そんな、光と影を交えつつ大成功に終わった日本万国博覧会は、半世紀を経た2025年に再び大阪で開催されるよう現在誘致に向けて頑張っているみたいです。どうなりますでしょうか・・・。

そうそう、最後に一番のお宝を・・・。


当時のEXPO'70の未使用入場チケットです!
チケット封入紙はやや痛みがありますがチケットの状態はミント。
展示ケースに入れて後生大事に取っておきます^^

《タカダ》

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