スタッフブログ

TOP > スタッフブログ

ヒューム管のお話

2016年12月25日

南千里店

昭和40年前半のお話です

土管に変わってこのヒュウム管が下水管での主役になってくる
割れにくく、耐久性にもすぐれているのは子供でもわかります。

祖父が土管で、私の母親がこのヒューム管の仕事でした
会社は同じだったと思います。

私の最初の短期でのアルバイトが、このヒューム管づくりでした
正直一番キツイ仕事でした、その前後に新聞配達、郵便配達、土方、粉塵撤去作業、など
色々とアルバイトをしましたがこの仕事が肉体へのダメージがハンパではなかったです

従兄弟二人と私で入ったのですが、従兄弟二人は三日でギブアップでした
私もやめたかったのですが、母親の顏をつぶすことになってしまうので
予定通り二週間頑張りました。

ヒューム管の形状は、土管に良く似ていて、円筒形で片方の先が耳のようになって
接続し易くなってます。コンクリート製で割れにくく長持ちです
内径で20センチから150センチで全長180センチ位だったと思います

仕事は出来上がったヒューム管を取り出す作業から始めます
湯気が立ち上る金属の型枠から取り出すことから
最初に耳部分からボルトとナットで8ヶ所止めてあるこれをスパナをつかい
下のボルトを左手で固定して右手でナットを外してゆき🔩このように
次にこの耳部分を外します( 結構重い )

次に円筒形を縦に半分になる部分のボルトを両サイドから同じように外します
そして中身を取り出します。

次は組み立てです、半分になったそれぞれに刷毛で豆乳状の液を塗ってゆき
型枠とコンクリートがくっつかない為と思います、次に金属で編み上げた円筒形のものを
中に入れ(補強の為)、型枠を合わせて両サイドからボルトをさしてナットを締めます

最後に耳部分にも液体を塗りはめ込んでボルトをさしてナットを締めます
私の仕事はこんな感じです。初日で全身筋肉痛でキツかったです。

大人の方の作業の速さ( スパナの速さ )は『 凄い 』の一言でした
それでも一週間経つ頃にはそれなりに手が動いていたと思います。

《フジイ》

カレンダー

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最新記事

アーカイブ