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嘘のような、本当の話 Part2

2016年04月24日

南千里店

蜂が耳の中に

昭和45年頃のお話です、私が通ってた高校は 、山の中腹に位置し樹々に囲まれた環境バツグンの場所に立ち、曹洞宗系の高校で夏休みの宿題に、何と写経を毎日1枚 都合40枚書かされました。
又毎月1日と15日に全校生徒を講堂に集め、般若心経を唱えたりとちょっと変わった高校でした。

自転車通学をしてました、悲劇は学校から出た瞬間に、突然やって来ました。

左耳に何かが飛び込んできたのです、次の瞬間何とも言えない、痛みに
思わズ「ア、痛」と叫んでました、自転車から転び落るように降りて頭を抱えうずくまりました。

友達が「ドオシタ」と近寄り、左耳を見て「蜂や」と一言どうすることも出来ません、先生を呼びに行って戻って来たのですが先生もどうする事も出来きず、その間私は蜂が必死に奥に奥にと進んで行く恐怖と羽の音、痛み、じっとしとけよと思いながら耐えてました。

先生に、車で耳鼻科へ、昼休みでしたが急患です蜂が耳にと言ったところ中に入れて頂き、受診、「結構大きい蜂やな」と言われ、次に部屋のカーテンを閉めて照明を消しマッチを付けると、スーと出てくれました。

幸い耳も刺されず嘘のように元通りになり、窓を開け蜂も飛んで行きました。
痛い目にあいましたが、慈悲の心で逃がしてやりました。

卒業後43年、助けていただいた先生とは、現在まで年賀状のやり取りをしてます。

又写経も現在まで、大晦日に除夜の鐘を聞きながら書いてます。

嘘のような、本当の話です。

《フジイ》

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