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プロフェッショナル。

2015年02月10日

千里中央店

こんにちは。


昨日は休みで、昼ごはんを食べながら録画していたNHKの『プロフェッショナル〜仕事の流儀〜』をチェック。

世界空港賞『清潔な空港』1位に2013年2014年と2年連続で輝いたのが羽田空港。

そこで働く清掃のプロフェッショナルの方の仕事に対する考え方、取り組み方が、とても素晴らしく感動したのでご紹介させていただきたいと思います。

新津春子(にいづ)さん、44歳女性。
担当するのは羽田空港国内線ターミナル。
総勢300人を指揮する現場監督のひとり。



実は新津さん、中国の生まれ。
中国残留孤児の日本人の父と、中国人の母との間に生まれた。

こどもの頃は「日本に帰れ」といじめを受け、17歳になり家族で日本に来て高校に編入した時には「中国に帰れ」といじめを受けたのだそうだ。
希望を胸に来日した新津さんはショックを受ける。

親もなかなか定職に付けず、家も苦しかった高校生の新津さんは、唯一雇ってくれた清掃の仕事を始めることに。

しかし中国でも、日本でも清掃の仕事は社会的には地位が低いという事に、仕事を始めてすぐに気が付いた。
「どうぞ」と声をかけても、返事もしてくれない。視界にも入ってない。
自分の存在っていったい何なんだろう。
ずっと自分の居場所を見つけられずにいた。


23歳になって羽田空港の清掃員として働き始める。
そこでのある出会いが新津さんの人生観を変えていく事となる。
清掃のエキスパートとも言われた上司との出会いだ。
その上司の熱心な指導を受ける中で、新津さんはこう思うようになった。

『自分にはこの仕事しかない。ならば、清掃を極めてみよう。』


それからより一層努力して一生懸命仕事に打ち込んだ。

でもその上司からは一行に褒めてもらえない。
そしていつもこう言われる。

『もっと心を込めなさい。』

こんなに頑張ってるのに何で認めてもらえないんだろう…って。


そしてある時こう言われたんだそうだ。

『心に余裕がなければ、いい掃除はできませんよ。
余裕がないと相手に優しくできないでしょ。』

自分はきれいに掃除したから、きれいでしょ…ってのはただの自己満足。
依頼されるお客様や、そこを利用する方がきれいと思うかどうか、それが全てだと。

新津さんはそこで初めて、技術だけでなく、その場を使う人を思いやり、邪魔にならない身のこなし方など本当の意味で『心を込める』ということを理解されたんだそうだ。



その後に行われた全国ビルクリーニング技能競技会。最年少で日本一に輝く。
その喜びを真っ先にその上司に伝えたところ、意外な返事が帰ってくる。

『優勝するのはわかってましたよ』

喜びで涙が止まらなかったんだそうだ。
その時厳しかった上司に初めて認めてもらったような気がした。
生まれて初めて、本当に人に認めてもらったような気がした。

そして『清掃こそ私の居場所』と思えたんだそうだ。

その時の事を思い出し、涙ながらにお話しする新津さんの姿を見て僕も涙が溢れた。


【次回につづく】


《ウエノ》

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