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夏の記憶。

2013年08月24日

千里中央店

今から7年前の2006年8月21日。
彼は夏の甲子園の舞台にいた。

駒大苫小牧高校のエースとしてハンカチ王子こと斎藤佑樹率いる
早稲田実業との第88回全国高校野球大会決勝戦。
3時間37分の熱戦、延長15回両者譲らず、1対1で引き分けとなった翌日の再試合。
9回表駒大苫小牧の攻撃、ツーランホームランで2点を返し、4対3と1点差まで詰め寄る。
ツーアウトランナーなし、マウンドには斎藤佑樹、右バッターボックスに入る。
4球目にはこの日最速となる147㎞/hをマークする斎藤佑樹。
ファールで粘る。球場全体が二人の勝負に釘付けとなる。
7球目のストレート空振り三振。



4対3、早稲田実業の優勝。
2日間で24イニング、5時間33分の熱い長い戦いが終った。
間違いなく名勝負だ。

夏の大会3連覇を懸けて駒大苫小牧のエースとしてこの時マウンドにいたのが、
昨日22連勝のプロ野球記録を伸ばし、開幕から負けなしの18連勝で
チームの連敗も5で止めた楽天のエース、田中将大だ。



あの日の敗戦が田中将大をここまで大きくした。
斎藤佑樹にもぜひあの頃の輝きを取り戻してもらいたい。
もう一度二人の真剣勝負が見てみたい。

甲子園にはドラマがある。夢の続きもある。

ファンキーモンキーベイビーズ『あとひとつ』



《ウエノ》

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