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眼と飛行機の話

2013年07月11日

メガネのセンリ

いつもメガネのセンリ・ブログをご覧いただきありがとうございます。

千里ニュータウンでも蝉がたくさん鳴き出しました。
いよいよ夏本番ですね。熱中症にはお気をつけください。



先日はアメリカ・サンフランシスコ国際空港にてアシアナ航空機の事故が起こりました。
亡くなった方のご冥福を祈ります。
私たちが飛行機に乗る時も、離着陸はやはり緊張します。
そこで今日はちょっと『眼と飛行機のマメ知識』の話です。
事故が起こる数日前にANAのフェイスブックに載っていました記事を引用しました。

~着陸時の進入角度と進入角指示灯~
着陸時に一部の機種では機内スクリーンに着陸風景が映しだされますが、
滑走路の左側に「白・白・赤・赤」と並んで点灯する4つのライトに
気付いたことはありませんか?
これは進入角指示灯といい、着陸機が滑走路に適正な角度で
進入しているかを確認する為のライトです。



飛行機は、滑走路に向かって3度の角度で進入します。
これは20m進む毎に約1m降下する角度です。
その時ライトは「白・白・赤・赤」に見え、3度を中心に
±0. 25度の範囲が適正な角度として示されます。
つまり、進入角が2.75度~3.25度であれば「白2つ・赤2つ」
見え適正進入角度となります。
3.25度よりも進入角が少し高ければ「白3つ・赤1つ」。
更に高いと「白4つ」が見えます。
また、2.75度よりも進入角が少し低ければ「白1つ・赤3つ」。
更に低いと「赤4つ」が見えます。

パイロットは計器とこのライトを見ながら進入角度を調整しているのです。
ところで、機内スクリーンの映像では時々「白1つ・赤3つ」に
見えることがありますが、これは進入角が低いわけではありません。
進入各指示灯はパイロットの眼の高さに調節されており、
パイロットからは「白2つ・赤2つ」に見えるのですが
機内カメラは操縦席より数m低いギアのあたりに設置されているため、
機内映像スクリーンでは「白1つ・赤3つ」に見えるのです。
少々長くなりましたが、このように微細な進入角度の修正をしながら
着陸を迎えています。

着陸時にモニターで滑走路が映し出されていれば、そんな眼で見てみてください。
夏の楽しい旅を安全に~♪



《なかお》

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