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春の選抜、4日目第2試合。

2013年03月27日

千里中央店

今年も家族3人で春の選抜高校野球を観に
阪神甲子園球場に行ってきました。

9時前に家を出たんですが、あいにくの曇り空で
かなり肌寒く感じました。

10時過ぎに甲子園に到着し1塁側アルプス席のチケットを
購入しようと並んでいると見ず知らずの年輩の男性に声を掛けられました。
「友人を待ってたんだけど、急用で来れなくなったから
1枚しかないけど良かったらチケットをどうぞ」と…
「ありがとうございます」僕たちがお礼を言うと
「仙台育英応援してね」そう行ってその場を立ち去られました。
オッ、今日も何だかいいコトがありそうだ…そんな事を思いながら入場。



毎回そうなんですがゲートからスタンドに入る瞬間
目の前に広がる光景、大音量、わかってはいるけど気持ちがたかぶってきてしまう。



第一試合は仙台育英が創成館に7対2で
勝利。しっかり応援しましたよ。おじさんありがとう。



続く第二試合は京都の龍谷大平安と東京の早稲田実業の名門対決。

近畿勢の登場とあって一塁側アルプスはあっと言う間に
たくさんの人で埋め尽くされていく。

僕たちの後ろに陣取ったのは元気な野球少年たち、その父兄
監督、それにコーチ、少年野球チームの方たちのようだ。

グランド整備がされた後、両チームのスタメンがアナウンスされていく。
「龍谷大平安高校…」
「3番…ファースト…河合くぅん」
ウグイス嬢がコールしたその瞬間背中に衝撃を感じた。

「たいせ〜いっ!!!」

おそらく河合君はその少年野球チームに所属していたんだろう。
その声の勢いに圧倒されて僕たちも試合中河合君のプレーを
固唾を飲んで見守る事となる。

すると6回まで、その河合君が3打数3安打1打点の活躍
投げては先発の福岡君がノーヒットのナイスピッチングで2対0とリード。

このまま龍谷大平安の勝利を意識し始めた7回裏早稲田実業の攻撃。

先頭打者フォアボールと連打で1点を返され、なおもノーアウト2、3塁のピンチ。
続く2人のバッターを上手くサードゴロに打ち取りツーアウト。

「よしっ!あとアウトひとつ!」

ツーアウトランナー2、3塁

カウントツーストライク

ピッチャー振りかぶって投げた〜っ!

空振り三振っ〜!

おっとキャッチャー後逸〜っ!

バッターランナーはファーストへ〜っ!

振り逃げで同点〜っ!!



静まり返る1塁側アルプス、対象的に盛り上がる3塁側アルプス。

勢いは完全に早稲田実業へ。
この後、続くバッターがフォアボールで出塁後にライト前2点タイムリーで逆転し
このまま試合は4対2で早稲田実業の勝利。




勝負の流れは一瞬で変わってしまう。

勝利の女神は必ずどちらかに微笑みかける。

誰かの応援が力をくれる、ただ時に無力だ。

勝負の世界は容赦なく現実を衝きつけてくる。


野球を始めて1年になるこの春4年生の息子は、この試合で何を感じたんだろう。

それはともかく高校球児の全力プレーは観る人の心を、僕の心を熱くしてくれる。

やっぱり甲子園は最高だ。

《ウエノ》

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