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iPS細胞から希望の光

2015年02月13日

南千里店

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iPS細胞の研究は日々進歩していきます。

体のさまざまな組織になるiPS細胞を使って、眼の網膜から脳に情報を伝える細胞「網膜神経節細胞」を世界で初めて作り出すことに国立成育医療研究センターのグループが成功しました。緑内障などの新たな治療法の開発につながる可能性があると注目されます。

網膜神経節細胞とは(Wikipedia)
網膜神経節細胞(retinal ganglion cell, RGC)は、目の網膜の内側面にある神経細胞であり、中間ニューロン(双極細胞やアマクリン細胞)を介して視細胞からの情報を受け取る。神経節細胞は、網膜の視覚情報を視床、視床下部、中脳へ伝達する。神経節細胞の形状、結合様式、視覚刺激への応答特性はさまざまであるが、脳へいたる長い軸索を持つ点では共通している。こうした軸索は視神経、視交叉、視索となる。




この研究を行ったのは、国立成育医療研究センターの東範行医長らのグループです。グループではヒトのiPS細胞に特殊なタンパク質を加えて培養し、長さ1センチから2センチほどの「軸索」と呼ばれる構造を持つ神経細胞「網膜神経節細胞」を世界で初めて作り出すことに成功したということです。
「網膜神経節細胞」は、目の網膜から脳に情報を伝える細胞で、実際に細胞から伸びた軸索の中を電気的な信号が伝わる様子も確認できたということです。グループでは、緑内障など失明の原因にもなる目の病気の新たな治療法の開発につながる可能性があるとしています。
東医長は「患者からこの細胞を作れば、なぜ病気が起きるのか、どういう薬が効くのかを効率的に調べることができる。また、遠い将来には細胞を移植して失明した人を治すこともできるようになるのではないか」と話しています。(NHK)


特に緑内障などで死滅した網膜神経節細胞を新たに培養作製できるとなると、再生医療や創薬が加速的に進んでいくかもしれません。
今後に大いに期待されます。

もし、詳しい論文をご所望でしたら下記から一読してみてください!
勿論、全文英語ですけど・・・^^;
iPS細胞から機能的軸索網膜神経節細胞の生成

自分は翻訳して頑張って読みました。が、医学用語が多くて理解には及びませんでした・・・。

しかし、日本発ので初の話題はうれしいものですね。

《タカダ》

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