本のお話
2018年07月01日
三十光年の星たち
宮本輝
ひとりの名もない頼りない、たいした学歴もない青年が、
三十年後をめざして、手探りでもがきながら、懸命に自分の人生を作り始める物語。
『 場数を踏め。動け。口を動かすのは体を動かしてからにしろ。数をこなせ。
そうすれば、自然に体でおぼえていく。体で覚えたものは何にでも応用が効く。』
『 十年で、やっと階段の前に立てるんだ。二十年でその階段の三分の一のところ
まで登れる。三十年で階段を登り切る。そして、いいか、登りきったところから、
お前の人生の本当の勝負が始まるんだ。その勝負のための、三十年間なんだ。
そのことを忘れるんじゃないぞ 』
私が今の仕事について、四十五年たちましたが今も難しく、
反省し学習は欠かせません。
この作品は、何度読んでも初心に戻ることができます。
《 フジイ 》
コメント一覧