チタン素材には、下記の様な特徴があります。
1.軽くて錆びない
船舶の部品や尾根材として使用されております。
(※)ステンレスでも海水には弱いのですが、チタンは大丈夫です。
2.硬くて強い
航空機やゴルフの道具などに幅広く使用されております。
(※)イオンプレーティング(IP)処理すれば、表面はさらに約10倍硬くなります。
3.熱に強く非磁性体
チタンは熱に強く、磁石にも反応しません。
この特徴から、ロケットや潜水艦に使用されております。
(※)100%チタンと言われているフレームでも磁石に反応するものは要注意です。
4.身体になじみ、ノンアレルギー
チタンは他の金属に比較して生体親和性に優れている金属です。酸素との結び
つきが強く、大気中では表面に不動態と呼ばれる薄い酸化皮膜を作ります。
チタンアレルギーが発生しにくい理由としては、チタンがこの酸化皮膜にさえぎ
られ、内部の金属イオンが人体内には溶け出さなくなるためす。
チタンが歯科インプラント(人工歯根)、心臓弁、人工関節として人体に安心して
使用される理由は、このような安定性にあります。
(※)チタンは肌になじみ、チタンフレームを装着しても違和感が少ないのです。
1.塗装方法
塗料をメガネフレームの金属面に塗布しますが、塗布する方法により、「吹き付け
塗装」や「電着塗装」等に分類されます。
2.メッキ加工
メッキ液にメガネフレームを浸け、通電する事により金やニッケル等の金属を
メガネフレーム表面に析出させる方法です。
3.イオンプレーティング(IP)加工
真空槽の中で金属を蒸発させ、タンクに吹き込んだガスと反応させて着色し、
この着色した金属を高電圧下でメガネフレーム表面に高速で打ち込む方法です。
(宇宙開発技術の一環として、アメリカで発明された表面処理の最先端技術です。)
その他 金張りフレームについて
金張りは、素材の段階で金合金を熱や圧力で芯材に貼り付けた後にフレームに
加工していきますので、加工中に傷や磨減が発生し、完成された商品に仕上げる
のが困難です。
金張り加工に使用される金合金は、主に12金や14金の比較的純度の低い硬い
金合金を使用します。
金の純度が低いと変色しやすくなったり、研磨や切断で端面が露出して白色に
なるため、普通は仕上げの金メッキをします。