純チタン:
最も多く使用されているチタン素材で、加工がしやすく汎用性に富んだ素材です。
チタン材の中では柔らかく、様々な部品形状に対応出来ます。
αチタン:
純チタンに近い特性を有しており、純チタンに比べて耐熱性に優れています。
繰り返し曲げてもなかなか折れません。
αβチタン:
βチタンに比べ、加工しやすくメガネ材料としてバランスのとれた強度を持っています。
リム切れ防止に効果のある325チタンもこの中の一種です。
βチタン:
よく曲がり復元性も抜群ですが、メガネフレームに使用するには強すぎるので、フレームの形状が細身のタイプに多く使用されています。
※近年、チタンフレームに聞きなれないチタン素材の名称が各種登場しておりますが、商品名の場合が多く、一概にその適正度を比較できませんが、基本情報としてお知らせします。
バイオチタン・パワーチタン・ゴムメタル等について
いずれも販売業者が商品名としてつけた固有名称です。
細かい分析データはございませんが、βチタンの特徴を持っています。
超弾性合金について
当初はNT合金(ニッケルチタン合金)で作られているフレームを「超弾性」と呼んでおりましたが、最近ではβチタンで作られたフレームも超弾性合金製と呼ばれる事もあります。
本来、超弾性合金とはNT合金のことでしたが、銅合金の超弾性も含み、その呼称が広がっています。